2019年11月2日土曜日

「消費税5%合意できないなら勝手にやる」と山本太郎氏

 れいわ新選組の山本太郎代表と馬淵澄夫が呼び掛けた消費税率の5%への引き下げを目指す「消費税減税研究会」の設立総会が30日国会内で開かれ立憲民主、国民民主、れいわ各党や無所属の国会議員計22人が出席しました。その他に馬淵が2017年衆院選で落選した旧民進党系の元議員らとつくる政治団体「一丸の会」のメンバー約10人も加わりました
 研究会は今後、財政の現状や減税を補う財源の確保策を議論し、年内の中間取りまとめと、本年度中の最終取りまとめを目指すということです
 
 現職議員の参加が22人にとどまった背景には、立憲民主党が逢坂誠二政調会長と蓮舫参院幹事長の連名で25日、他党や他会派が主催する勉強会などへの参加を党の許可制とすることを通達したことや、立民と国民などの会派が同じ時刻に消費税増税に関するヒアリングを開いたことも影響した可能性があります。共産党が参加しなかったのは、これまでの野党共闘の枠組みを重視したからと思われます。
 
 立民党の枝野ら指導部はなぜ消費税を5%に引き下げることに反対なのでしょうか。そこが動かないことには、野党でまとまることなど出来ません。山本太郎氏に主導権を握られたくないからというであれば余りにも狭量です。
  ⇒ れいわの勢力拡大に怯える立民 「消費税減税研究会」への参加警戒 (産経新聞
        10月30日) (記事本文は下記)
 
 山本太郎31日、東京都内で講演し、「5%にできないと言う人たちは旧体制だ」として、次期衆院選に関して「消費税5%で野党が合意できないなら勝手にやる」と述べ、消費税率5%への引き下げで野党がまとまらない場合は共闘せず、他党候補との競合も辞さない考えを示しました。
 消費税減税について国民民主党は一定の理解を示し、山本氏は講演の後、国民民主の玉木雄一郎代表が主宰するインターネット番組の収録に招かれ、衆院議員会館で対談しました
 そこで山本氏は「消費税5%を次の選挙の旗印にできるなら政権交代の芽は出てくる」と述べ、玉木氏は「消費税減税はあり得る」と応じました。
  ⇒ 消費税5%拒否なら共闘せず れいわ山本氏(時事通信 10月31日)(記事本文は下記)
 うじうじしている枝野氏らにいつまでも関わっていたのでは、せっかく盛り上がってきた消費税引き下げの運動が頓挫しかねません。
「半歩前へ」氏は、山本氏が独自路線でやると述べたことに対して、「それでいいと思う。前にも言ったが無理に共闘するためにれいわ新選組だけが譲歩する必要はない」と述べています
 こうした明快で画期的な方針に歩調を合わすことが出来ない枝野立民党が相手では、野党共闘は前途多難に思われます。
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枝野の「嫌がらせ」の中、山本太郎が立ち上げた!
半歩前へ 2019年10月31日
 消費税率の5%への引き下げを目指す「消費税減税研究会」の設立総会が30日、国会内で開かれた。
 山本太郎と馬淵澄夫が呼び掛けたもので初会合には立憲民主、国民民主、れいわ各党や無所属の国会議員計22人が出席した。
 この他、馬淵が2017年衆院選で落選した旧民進党系の元議員らとつくる政治団体「一丸の会」のメンバー約10人も加わった。
 あいさつに立った山本太郎は、「野党が政権交代にたどり着かないのは経済政策が甘いからだ。5%で力を合わせられないか、話し合いたい」と訴えた。
 今後、財政の現状や減税を補う財源の確保策を議論。年内の中間取りまとめと、本年度中の最終取りまとめを目指す。
 現職議員の参加が22人にとどまった背景には、立憲民主党が他党との勉強会参加に慎重対応を求める文書を配布したことや、立民と国民などの会派が同じ時刻に消費税増税に関するヒアリングを開いたことも影響した可能性がある、と共同通信。
 枝野による「嫌がらせ」である。枝野は本気で安倍政権を倒す気があるのだろうか?山本太郎とスクラムを組む気があるのだろうか?
 彼は太郎に「母屋を取られる」と脅えている。
 
 
「消費税5%合意できないなら勝手にやる」と山本太郎!
半歩前へ 2019年10月31日
 時事通信によると、「れいわ新選組」の山本太郎代表は31日、東京都内で講演し、次期衆院選に関して「消費税5%で合意できないなら勝手にやる」と述べ、消費税率5%への引き下げで野党がまとまらない場合は共闘せず、他党候補との競合も辞さない考えを示した。
 山本氏は「5%にできないと言う人たちは旧体制だ。与党にも野党にもめぼしい人には(対立候補を)立て、仁義なき(戦い)をやっていく」などと述べた。 (以上 時事通信)
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 それでいいと思う。前にも言ったが無理に共闘するために「れいわ新選組」だけが譲歩する必要はない。
 立憲民主党は結成当時とは違って大きく変節した。勢力争いにしのぎを削り、肝心の安倍政権を打倒するという大儀を忘れてしまったらしい。
 野党第一党が何だというのか?中途半端な野党ならない方がましだ。自民党の中にも山本太郎を高く評価している者がいる。
 政治姿勢、政策、日常の地道な努力。太郎と思いを同じくする者がいたら、与野党こだわる必要はない。同志が結束して連帯すべきだ。
 
 
れいわの勢力拡大に怯える立民 「消費税減税研究会」への参加警戒
産経新聞 2019.10.30
 立憲民主党が大胆な消費税減税を掲げるれいわ新選組の影におびえている。れいわの山本太郎代表は30日、野党統一会派に参加する馬淵澄夫元国土交通相と共催する「消費税減税研究会」の初会合を開き、野党議員に参加を呼びかけた。研究会は次の衆院選で消費税率5%への引き下げを野党の共通政策とするよう提唱するが、見解が異なる立民は党内をれいわにかき回されることを警戒しており、身内の参加に神経をとがらせている。(千田恒弥)
 
「なぜ野党が政権交代にたどり着かなかったのかを考えると経済政策が甘い。消費税は廃止という考えだが、5%で力を合わせられないか話し合いたい」
 山本氏は会合でこう述べ、消費税減税を野党結集の結節点としたい考えを強調した。馬淵氏も「野党が結集していく軸として、消費税減税を次期衆院選に向けた大きな公約とすべく議論したい」と設立の意義を説明した。
 会合には落選中の野党系元議員ら40人弱が出席した。現職議員は22人が出席したが立民からは、山本氏の消費税廃止論に同調する石垣のりこ参院議員ら3人にとどまった。
 背景には党執行部の“締め付け”がある。25日には逢坂誠二政調会長と蓮舫参院幹事長の連名で、他党や他会派が主催する勉強会などへの参加を党の許可制とすることを通達した。
 党関係者は「研究会への事実上の参加禁止令であり、党内の『親れいわ派』潰しだ」と解説する。立民が主導する野党統一会派は研究会と同じ時間帯に消費税に関する会合も開いた。馬淵氏の関係者は「研究会への出席を阻むための嫌がらせだ」と憤った。 
 立民内には「消費税なんてゼロでいい」(石垣氏)と主張し、山本氏に同調する議員が複数いる。立民は7月の参院選で比例代表票が伸び悩み、一定の支持層をれいわに奪われた経緯もある。立民の執行部は、消費税問題を通じ、党内がれいわにじわじわ侵食されることを恐れているのだ。
 山本氏は研究会後の記者会見で、立民について足元を見るようにこう語った。
 「まぁ、脅威だと思っているんじゃないですか」
 
 
消費税5%拒否なら共闘せず れいわ山本氏
時事通信 2019年10月31日
 れいわ新選組の山本太郎代表は31日、東京都内で講演し、次期衆院選に関して「消費税5%で合意できないなら勝手にやる」と述べ、消費税率5%への引き下げで野党がまとまらない場合は共闘せず、他党候補との競合も辞さない考えを示した。
 山本氏は「5%にできないと言う人たちは旧体制だ。与党にも野党にもめぼしい人には(対立候補を)立て、仁義なき(戦い)をやっていく」などと述べた。消費税減税について立憲民主党は慎重、国民民主党は一定の理解を示す。
 この後、山本氏は国民民主の玉木雄一郎代表が主宰するインターネット番組の収録に招かれ、衆院議員会館で対談。山本氏は「消費税5%を次の選挙の旗印にできるなら政権交代の芽は出てくる」と述べ、玉木氏は「消費税減税はあり得る」と応じた