自治体の首長とその経験者による「全国首長九条の会」は、2015年に結成された「東北6県市町村長九条の会連合」などが結成準備を進めてきましたが、いよいよ17日に東京の明治大学で「結成のつどい」を開くことになりました。
武村正義元滋賀県知事、稲嶺進前沖縄県名護市長、平岡敬元広島市長、小池清彦前新潟県加茂市長(元防衛研究所長)などが賛同し、呼びかけ人に名を連ねています。
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「全国首長九条の会」結成へ 武村・稲嶺氏ら130人超
「9条守れ」首長立つ
しんぶん赤旗 2019年11月10日
全国の現職・元職の自治体首長らによる「全国首長九条の会」が結成されることになりました。17日に東京都内で結成のつどいを開催します。
自民党は、日本会議と協力して改憲世論喚起へ全国各地で改憲集会を開始し「草の根」対決が強まるもと、全国の地方・地域の首長が「9条を守れ」で力を合わせる画期的な動きです。
「会」結成に対し、武村正義元滋賀県知事、稲嶺進前沖縄県名護市長、平岡敬元広島市長、小池清彦前新潟県加茂市長(元防衛研究所長)、川井貞一元宮城県白石市長(東北6県市町村長九条の会連合・共同代表)、松下玲子武蔵野市長(現職)、中川智子宝塚市長(同)ら130人を超える首長、経験者が賛同、呼びかけ人に名を連ねています。
「全国首長九条の会」結成準備会は、「平和国家日本を後世に引き継いでいくために、所属や立場、信条の違いを超え、『憲法9条擁護』の一点で手を携えてまいりたい」と呼びかけています。
7月の参院選で、改憲勢力は改憲発議に必要な3分の2議席を割り込んだにもかかわらず、安倍首相は9条改憲に突き進もうとしています。衆院憲法審査会では自民党や日本維新の会が、改憲の国民投票法改定案の審議と併行し、「自由討議」を通じて事実上の改憲論議を進める動きを強めています。