「2019年日本平和大会in沖縄」が8~9日、豊見城市で開かれました。
8日夜の開会式では、玉城デニー知事と山川仁豊見城市長が来賓としてあいさつしました。
9日は国際シンポジウムや特別企画などを開き、閉会集会後、那覇市内をパレードしました。
パレードでは、「新基地反対、普天間返せ」「9条改憲絶対反対」「日韓市民の連帯進めよう」などのコールが響きました。
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新基地ノー連帯 沖縄 平和大会始まる
しんぶん赤旗 2019年11月9日
「なくそう!日米軍事同盟・米軍基地 2019年日本平和大会in沖縄」が8日、沖縄県内で始まりました。9日まで。主催は同実行委員会です。
開会集会に先立ち、平和大会参加者は、辺野古新基地(名護市)建設の現場・辺野古漁港のテント村を訪れ座り込みを激励。米軍キャンプ・シュワブゲート前で連帯行動を行いました。
辺野古漁港で建設現場を望みながら、写真家の山本英夫さんから工事の状況などを聞きました。ゲート前では、沖縄県統一連の中村司(まもる)代表幹事が、「政府は工事が進んで、後戻りできないように見せかけているが、わずかしか進んでいない。多くの人が結集すれば工事は止められる」と、全国の連帯を訴えました。
同日夕、豊見城(とみぐすく)市で行われた開会集会では、玉城デニー知事と山川仁豊見城市長が来賓あいさつしました。デニー知事は、首里城の早期再建への支援を訴えました。辺野古新基地について「対話こそが解決の道と政府に求めたが、沖縄の民意が一顧だにされない。辺野古の断念と普天間基地の一日も早い返還を求める。民主主義の力を信じともに進もう」と語ると、会場からは大きな拍手が起こりました。
沖縄選出の野党国会議員でつくる「うりずんの会」の赤嶺政賢衆院議員、伊波洋一、高良鉄美両参院議員、韓国の「平和と統一を開く人々」のオ・ヒェラン執行委員長が、連帯あいさつしました。
日本平和委員会の千坂純事務局長は「沖縄県民のたたかいの意義を学び、全国に連帯をさらに広げよう」と呼びかけました。
辺野古の行動に初めて参加した沖縄出身で神奈川県在住の友利大輔さん(25)は「サンゴ礁とかが壊されるのはイヤ。埋め立ては反対」と語りました。
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平和大会閉幕 非核の北東アジアへ ともに
しんぶん赤旗 2019年11月10日
2019年日本平和大会in沖縄は9日、国際シンポジウムや特別企画などを開き、閉会集会後、那覇市内をパレードしました。パレードでは、「新基地反対、普天間返せ」「9条改憲絶対反対」「日韓市民の連帯進めよう」などのコールが響きました。
「日韓市民の連帯で非核平和の北東アジアを」をテーマにした国際シンポでは、韓国「平和と統一を開く人々」執行委員長のオ・ヒェランさん、亀山統一琉球大学助教、日本平和委員会常任理事の川田忠明さんが報告しました。オ・ヒェランさんは、朝鮮半島の非核化・平和協定と韓米軍事同盟は両立しないと発言。川田さんは、北東アジアの平和と日米安保廃棄の展望、日韓市民の連帯について語りました。亀山さんは、新基地建設反対のたたかいが米軍の核兵器体系にも影響を与えるとしました。
特別企画「辺野古新基地建設阻止・普天間基地撤去」には、前名護市長の稲嶺進氏が参加し、「辺野古の工事は、生物多様性に富む大浦湾側はまったく手がつけられない状況だ」と指摘しました。新基地建設で必要になる美謝川の流れを変える工事について、「私が市長を務めた8年間、進めさせなかったし、今の市長も許可できていない。私たちの運動がそうさせている」と語りました。
首里城復元募金は、61万円余が寄せられました。大会実行委員会が沖縄県に届けます