2020年3月17日火曜日

朝鮮人犠牲者 無念の思い伝える 東京大空襲 追悼式

 東京大空襲による朝鮮人犠牲者を記憶し、追悼する第14回目の追悼式が都内で行われました。1945年3月10日未明(0時半~)に始まった東京大空襲では10万人の死者が出ましたが、うち1万人超が朝鮮人の犠牲者でした
 挨拶した日本キリスト教協議会総幹事は、「日本人が加害者としての責任を忘れてしまったなら、多数の犠牲者を出したアジアと、9条の平和思想を分かち合うことはできない」と指摘しました
 関東大震災で起きた「朝鮮人大虐殺」の時のような直接的な加害でありませんが、当時植民地支配し国内に徴用・動員したことで大勢の朝鮮の人たちを死に至らしめた責任は同じです。
 初めて式典に出席した男性は、「日本政府は侵略戦争と植民地支配の過去を素直に受け入れ、謝罪すべきだ」と語りました
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朝鮮人犠牲者 無念の思い伝える 東京大空襲 追悼式
しんぶん赤旗 2020年3月15日
 東京大空襲による朝鮮人犠牲者を記憶し、追悼しようと14日、東京都内で式典が開かれ、献花が行われました。2007年から始まった追悼式は、今回で14回目。主催は「東京大空襲朝鮮人犠牲者を追悼する会」(西沢清代表)です。
 東京大空襲は1945年3月10日未明に始まり、米軍の爆撃機による、焼夷(しょうい)弾などの投下による空襲で10万人を超える死者が出ました。うち1万人超が朝鮮人の犠牲者といわれています。

 あいさつにたった日本キリスト教協議会の金性済(キム・ソンジェ)総幹事は、憲法9条ができた経緯に触れながら、「日本人が加害者としての責任を忘れてしまったなら、多数の犠牲者を出したアジアと、9条の平和思想を分かち合うことはできない」と指摘。大空襲から75年の今年、「歴史認識の原点を再確認していきたい。宗教者として、犠牲者の無念の思いを語り伝えていく」と決意を語りました。

 初めて式典に出席した男性(30)は、自らが貧困で苦しんでおり、朝鮮人に対する不平等や差別は「人ごとではないと思い参加した」といいます。「日本政府は侵略戦争と植民地支配の過去を素直に受け入れ、謝罪すべきだ」と語りました。