2020年3月30日月曜日

30- 今回も中身がスカスカ会見(まるこ姫)/不要不急の会見(くろねこ)

 28日の安倍首相の会見で、単に役人が書いた中身がスカスカの文章をプロンプターを使って読み上げるやり方に対して、まる子姫は、
国民に語り掛ける会見は、テレビの前の人に向かって、まっすぐ正面を向いて自分の言葉で語り掛けなければ意味がない。しかもすべて官僚の書いた原稿を読み上げるだけでは誰の心に響かないのも当然だ
と述べ、交互に両脇の透明板に表示されるプロンプターを読み上げるのは止めるように要求しました。

 くろねこ氏は、28日の会見はこの際不要不急であったとして、
「これまでにない」「前例にない」「政府をあげて」「思い切った」「きめ細やかな」「大胆な」「力強い」「かつてない規模の」
どという盛り沢山の修飾語羅列するやり方を批判しました。

 代筆したライターの意識が低劣なのか首相がそれを要求したのかは不明ですが、いずれにしても出来の悪い中学生レベルの幼稚さです。この先もそんな空虚さに付き合わされる国民の大迷惑に官邸も早く気付くべきです。
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今回も中身がスカスカ会見、プロンプターを使わず国民に語り掛けろ
まるこ姫の独り言 2020.03.29
安倍首相、何かあるとプロンプターや原稿を総動員して会見をしてきた。
テレビの前の人は、安倍首相が言いたいことを暗記して語ってるかのように思っているかもしれないが、内実はプロンプター頼み。
すべて、官僚の書いた原稿を読み上げるだけだ。

最近私は、このプロンプタ-会見に違和感を持つようになった。
多分、安倍首相や周りの人間は、右の人にも左の人にも配慮した語り掛けだと思ってプロンプターを用意したのだろうが、これは講演会用ではなかろうか。
テレビを見ている国民に呼びかけるのなら、プロンプターは必要ない。
どこの世界の首脳の会見を見ていても、ほとんどテレビの中の人を視野に入れて目をそらさず話していた。

あっちを見たりこっちを見たりの語り掛けは、会場にいる人がすべての講演会では効果的だろう。
が、国民に語り掛ける会見は、テレビの前の人に向かって、まっすぐ正面を向いて自分の言葉で語り掛けなければ意味がない。
しかもすべて官僚の書いた原稿を読み上げるだけでは誰の心に響かないのも当然だ。

ようやくプロンプター使用の違和感の正体がわかった。
遅いか。。。(笑)

今回三回目となる会見はほとんど中身がなかった。
私は、その時間TBSの報道特集を見ていたが、森友学園問題で、改ざんを指示された赤木氏がなぜ自死しなければいけなかったかを深堀していたが、途中で安倍首相会見に切り替わってしまった。

仕方なく見るともなく見ていたが、今まで以上に中身がまったくなかった。
今では「瀬戸際」で辛うじて堪えているそうだが、中国全土が休暇を取る「春節」の時期に渡航制限を掛けていたら、少しは状況が変わったのではなかろうか。
そして、「医師が必要と認めたら四の五の言わずウイルス検査が受けられる」体制を敷いていたら。。。

時すでに遅しだが、もう4月になろうとしているのに、政府の対策がまったくもって遅いし、お粗末だし、チンケだし、これで国民の命を救えるのか。

現金給付にも言及していたが、未だ数字も出さないし、「国民全員ではなくターゲットを絞った上」と言っている。
遅い。本当に遅すぎる。そして出し渋る。
しかもこの期に及んでも、「補正予算案は今後10日程度で取りまとめ、国会に提出する方針」と言っているが、今まで何をしていたのだろうか。
何一つ数字も出さず具体的な中身が全然ないのに会見をする必要があるのだろうか。


イギリス政府は、フリーランス・自営業者の過去3年間の平均所得の8割を当面3カ月間給付するそうだし、米国も米史上最大となる2兆2000億ドル(約237兆円)規模の巨額な経済対策が可決されたそうだが、それでも景気後退を回避するには力不足だそうで、日本政府は話にならない程、国民に出し渋る。
プロンプターを使ってやってる感をアピールする前に、もっと早く労働者の命の補償をしたらどうか。


不要不急の会見で、「終息の見通しを答えられる首脳は一人もいない。私もだ」(安倍晋三)・・・だったらオリンピック1年延期の根拠は何だ!!
くろねこの短語 2020年3月29日
 緊急事態にあって、およそ国のトップが会見する時というのは、具体的な政策をしっかりした根拠の元に提示して民心の安寧を図るものだ。あのトランプでさえ、日本円にして約237兆円の経済対策をブチ上げ、ロシアのプーチンに至っては「3週間家にいるか、3年間刑務所に行くかだ」と感染防止のための外出禁止を強く訴えたという噂もある。こうした強いメッセージを発信するには、それだけの覚悟ってものがあるんだね。それが政治への信頼感にも繋がっていく。
 ああ、それなのに、週末恒例になった初老の小学生・ペテン総理の会見のなんとも侘しいことよ。「これまでにない」「前例にない」「政府をあげて」「思い切った」「きめ細やかな」「大胆な」「力強い」「かつてない規模の」なんていう修飾語の羅列で、まったく具体的な政策が見えてこない。ようするに、不要不急の会見だったわけで、ペテン総理のただの決意表明なんだね。それも用意した原稿を読むだけの朗読会なんだから、誰の心にも響くわけがない。
 そんな中でも、笑えるところがいくつかあって、新型コロナウイルス終息の見通しを問われて、
「答えられる首脳は一人もいない。私もだ」
だとさ。おいおい、だったらオリンピックの1年延期って何を根拠にしてるんだ。終息の見通しがたたなければ無意味だろう。
 さらに、現金給付に関しては、「当面のキャッシュ(現金)がない人」が対象なんだと。てことは、キャッシュがあるかないかを選別しなくちゃいけないってことだ。その作業だけでもどれだけの経費がかかることか。緊急事態ならばこそ、無条件に一律でまとまった現金給付することが必要なんだよね。
首相記者会見 首相、現金給付の意向表明

 ペテン総理の会見ってのは「やるやる詐欺」みたいなもんなんだが、そのくせ森友学園疑獄の公文書改竄の再調査はしないとキッパリなんだから、ひょっとしたら昨日の会見は同時刻に放映の森友学園疑獄がメインだったTBS『報道特集』を潰すためだったんじゃないのか・・・なんて妄想をしてみた寒の戻りの日曜の朝である。

【くろねこの競馬予想】
以下は割愛します (^○^)