新型コロナウイルス禍に関しては、武漢での発生が公表された当時から生物兵器ではないかという噂や、ビル・ゲイツ氏の関係する研究所が特効薬(ワクチン)で大儲けするなどの噂が出ていました。
櫻井ジャーナルには18日と19日、米軍と生物兵器との関係に関する二つの記事が連続で載りました。
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新型コロナウイルスの治療にキューバが研究している薬が有効で、ワクチンに打撃
櫻井ジャーナル 2020.03.19
中国ではCOVID-19(新型コロナウイルス)の感染が沈静化、致死率は3%から0.7%に低下したようだが、その過程でキューバの医療が注目されている。
このウイルスに有効だというインターフェロン・アルファ2bはキューバで研究が進んでいる薬で、製造工場が吉林省長春にある。それが使われたようで、今回の件で中国の習近平国家主席はキューバのミゲル・ディアス-カネル大統領に謝意を述べたと伝えられている。現在、感染者が増えているイタリアへキューバと中国の医師団が派遣されているという。
キューバの要人暗殺や農作物へダメージを与えるため、アメリカは生物化学兵器を使ってきたが、一般のキューバ人に伝染病を流行させようとしている可能性も高い。キューバがインターフェロンを最初に使ったのは1981年にデング熱が流行ったときだが、これもアメリカによる攻撃だったと見られている。キューバにとって医療体制の充実は安全保障上の重要なテーマなのである。
もしインターフェロンがCOVID-19に対して有効だとすると、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金を含むスポンサーの資金でピルブライト研究所が特許を申請、承認された「弱毒化されたコロナウイルス」によるカネ儲け、そしてワクチンの強制的な接種は難しくなる。強引に計画を実行するためには厳しい情報統制が必要だが、すでに情報は漏れている。
NATOが4月から5月にかけて実施する予定だった軍事演習への米軍を派遣を中止
櫻井ジャーナル 2020.03.18
NATOは4月20日から5月20日にかけてヨーロッパで軍事演習「ディフェンダー・ヨーロッパ2020」を実施、主導するアメリカ軍は約2万人を演習のために派遣する予定になっていた。アメリカ軍はヨーロッパに約1万人が駐留しているので、予定通りなら約3万人がロシアの近くで活動することになる。
そうした動きをロシアは警戒していたが、3月13日の段階でアメリカ軍の派遣はCOVID-19(新型コロナウィルス)の感染拡大を理由にして中断、すでにヨーロッパ入りしていた部隊は引き上げるという。
ところで、過去にアメリカ軍の大規模な軍事演習がソ連との核戦争を引き起こしかねない情況を作ったことがある。今回、アメリカとロシアとの間で何らかのやりとりがあった可能性もあるだろう。
軍事的な緊張が高まった例のひとつが1983年にあった。その年の春にアメリカ軍はカムチャツカから千島列島の沖で大規模な艦隊演習を実施、8月31日から9月1日にかけて大韓航空の007便が航路を大幅に外れてソ連の領空を侵犯、ソ連側の警告を無視して飛行を続け、サハリンで撃墜されている。11月にNATO軍はヨーロッパで大規模な演習を予定していたが、ソ連政府はこれを奇襲攻撃の準備だと疑い、核攻撃に備える準備をはじめるように指令を出している。中曽根康弘首相が日本を「巨大空母」に例え、「四海峡封鎖」に言及したのはこうした出来事が起こる直前であり、偶然とは思えない。
今回はヨーロッパ諸国の一部がアメリカを警戒した可能性もある。昨年10月に5Gの実験が武漢で実施された頃、アメリカのメリーランド州でコロナウィルスの世界的流行のシミュレーションをするためのイベントを開催され、その会合の翌日に300名のアメリカ軍将兵が軍事演習のために武漢へ到着、その2週間後にコロナウイルスの最初の感染が見つかっている。何らかの形でアメリカ軍がコロナウイルスを武漢へ運んで来た可能性がある。NATOの軍事演習でCOVID-19がヨーロッパに広がることをEU諸国が警戒しても不思議ではない。
それだけでなく、ロシアは以前からアメリカがロシアや中国の周辺に細菌兵器の研究施設を建設していると批判してきた。ウクライナ、アゼルバイジャン、アルメニア、カザフスタン、キルギスタン、モルドバ、タジキスタン、ウズベキスタン、ジョージアで細菌兵器の研究施設を建設している。アフガニスタン、パキスタン、台湾、フィリピン、韓国、そして日本にもアメリカ国防総省の影響下にある細菌に関する研究施設が存在しているとも指摘されている。