2021年8月9日月曜日

09- 細田派が、国民の60%が「続けてほしくない」菅首相を支持すると

 朝日新聞7、8日に行った全国世論調査(電話)によると、内閣支持率は28%不支持率は53%)で発足以降初めて3割を切りました。要するに菅首相が期待した五輪の効果はなかったということです。
 「安全、安心の五輪大会」が「できた」は32%「できなかった」54%でした。
 新型コロナへの政府対応を「評価する」は23%、「信頼できない」は66%でした。
 そして、9月末に任期満了菅首相に続けてほしい」は25%、「続けてほしくない」60%と「続けてほしい」をダブルスコア以上で上回りました。
 ところで最大派閥・細田派の細田会長は8日、遊説先の松江市で記者会見し、菅首相の裁再選を支持する意向を表明しました。勿論安倍氏の意向を反映したものと思われますが、これほど国民に不人気な菅氏を敢えて支持するとは、一体どういう風の吹き回しなのでしょうか。
 先月、検察審査会が安倍氏に対して「桜」の件で「不起訴不当」の判定を出したことに脅えたのでしょうか。保身のためには、国民に不人気の菅氏を立てるのも仕方がないというのであれば、余りにも情けない話です。ひと頃は3A(安倍・麻生・甘利)の風を吹かせていたのにです。自民党に人材がいないにしても、菅氏を引き続いて立てるというのでは余りにも情けなさ過ぎます。
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細田氏、菅首相の再選支持「最大の苦労をしている」
                          日経新聞 2021年8月8日
自民党最大派閥・細田派の細田博之会長は8日、松江市で記者会見し、菅義偉首相の総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選で、首相の再選を支持する意向を示した。
新型コロナウイルス禍を受け「首相は最大の苦労をしている。政治的責任を問うというよりは、われわれはこの状況に耐えて乗り越えていかなければならない」と述べた。
総裁選に野田聖子幹事長代行や高市早苗前総務相が出馬に意欲を示している情勢を念頭に、細田氏は「さまざまな考え方の人が自分の訴えをしたいというのは出ると思う」としながらも「今の状況でそれ以外の考え方は特にない」と強調した。
衆院解散・総選挙の時期については、ワクチン接種の普及や、新型コロナの感染者数減少など「状況が落ち着いたところで行わなければならない」と指摘した。

一方で、10月21日に衆院議員の任期満了を迎えるため「できるだけ任期切れという事態が起きないようにきちっと実施すべきだ」とも述べた。〔共同〕