2021年8月12日木曜日

12- コロナ自宅死亡は1~6月で84人 7月は31人 救急搬送困難事案は直近1週間で2900件弱

 東京都では11日新たに4200人の感染が確認され、都の基準で集計した11日時点の重症の患者は過去最多の197人となりました。
 都内入院患者3500人を超えて最多となり、自宅で療養する人も1万7000人を超えています。感染の急拡大医療提供体制の逼迫は限度を超え、医療崩壊に近くなっています。
 そんななかで10日、新型コロナ対策本部と厚生労働部会の合同会議で、新型コロナに感染し、自宅療養中に死亡した人の人数について、厚労省担当者は、自宅療養での死者数について「把握できていないケースがたくさんあり、網羅的には把握していない」と述べました
 把握された範囲でのコロナ感染での自宅死亡者は1~6月84人でした。
 7月のそれは警察庁のまとめによると31人に上りました。
 それとは別に警察庁は5日、2020年1月から21年6月までの1年半に自宅で容体が急変して死亡し、全国の警察が変死などとして取り扱った人のうち、計443人から新型コロナウイルスの感染が確認されたと立憲民主党の会合で明らかにしました
 また消防庁は11日、患者の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が、28日の1週間に全国52の消防で計2897件あったと発表しまし
 NHK、毎日新聞、東京新聞の記事を紹介します。
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自宅で死亡した新型コロナ感染者 半年間で84人
                     NHK NEWS WEB 2021年8月3日
新型コロナウイルスへの感染が国に報告された人のうち、自宅で亡くなった人は、ことし1月から6月までの半年間で84人いました。専門家は、自宅で療養中に容体が悪化した場合に対応できる体制を整えることが欠かせないと指摘しています。
厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染者の情報を全国の自治体や医療機関から集約するシステムを使って、亡くなった場所が「自宅」と登録されているケースを集計しています。
それによりますと、ことし1月から6月末までの半年間で感染が報告された人のうち、自宅で亡くなった人は全国で84人でした。
年齢別では、

 

10代

20代

30代

40代

50代

60代

70代

80代

90代超

1

 

1人

3

1

7

11人

2

36

 

感染の報告から亡くなるまでの日数は、

▽報告の時点で、すでに亡くなっていたのが5人
▽感染が報告された日が4人
▽翌日から9日後までが36人
▽10日後以降が15人
▽不明が24人でした。

これとは別に、大阪府は、医療体制が危機的な状態となった、ことし3月から6月にかけての感染の「第4波」では、自宅や宿泊施設などで医療を受けずに亡くなった患者が19人いたと発表しています。
年齢別にみると、

 

10代

20代

30代

40代

50代

60代

70代

80代

90代超

1

 

2

 

3人

6

3

5

 

比較的若い世代でも亡くなっていました。
国際医療福祉大学の和田耕治教授は「感染の拡大で医療体制がひっ迫し、自宅での療養を余儀なくされるケースが多い状況では、容体が悪化した場合に対応できる体制を整えることが欠かせない」と指摘しています。


新型コロナ 自宅などで体調急変し死亡 7月は31人に 警察庁
                     NHK NEWS WEB 2021年8月10日
新型コロナウイルスに感染し、自宅などで体調が急に悪化して亡くなった人は、先月31人に上ったことが警察庁のまとめで分かりました。50代までの比較的若い世代が58%を占めていて、専門家が注意を呼びかけています。
全国の警察は、医療機関以外で亡くなった人などについて詳しい死因を調べていて、警察庁によりますと、新型コロナウイルスに感染し自宅などで体調が急に悪化して亡くなった人は、先月1か月間に31人に上りました。
東京が13人と最も多く、次いで神奈川が7人、埼玉が4人などと首都圏で77%を占めています。
年代別では50代が9人と最も多く、50代以下が58%を占めていて、比較的若い世代でも亡くなるケースが相次いでいます。
去年3月から先月までの合計では、自宅などで亡くなった人は警察が把握しているだけで合わせて567人に上っています。
死亡したあとに感染が判明したり医療機関を受診する前に亡くなるケースもあり、専門家は「最悪の事態を防ぐために、体調に異変があればためらわずに医療機関や自治体の窓口にすぐに相談してほしい」と呼びかけています。


自宅で容体急変し変死の443人がコロナ感染 過去1年半で 警察庁
                              毎日新聞 2021/8/5
 警察庁は5日、2020年1月から21年6月までの1年半に自宅で容体が急変して死亡し、全国の警察が変死などとして取り扱った人のうち、計443人から新型コロナウイルスの感染が確認されたと明らかにした。立憲民主党の会合で明らかにした。
 自宅や路上など医療機関以外で体調が悪化して死亡した人のうち、コロナの感染が確認された人は合計536人。このうち、自宅以外では入所施設が30人、宿泊施設などが16人、外出先が47人だった。【宮原健太】


救急搬送困難、2番目の多さ コロナ疑いが1000件超
                         東京新聞 2021年8月11日
 総務省消防庁は11日、患者の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が、2~8日の1週間に全国52の消防で計2897件あったと発表した。前週比22%増で、5週連続の増加。現在の集計を始めた昨年4月以降で2番目に多かった。48%に当たる1387件は新型コロナウイルスの感染が疑われる事案で、コロナ疑いが千件を超えるのは初めて。
 前週(7月26日~8月1日)は2376件。コロナ感染者数の急増に伴う病床逼迫が要因とみられ、首都圏や大阪など緊急事態宣言の対象地域を中心に増加が目立った。

 地域別に見ると、最も多い東京消防庁は1532件で前週より19%増加した。