2022年9月18日日曜日

安倍元首相が日朝交渉失敗の「道化役」/連合会長 国葬出席が苦渋の決断とは(笑)

 外務省の田中均氏(当時アジア大洋州局長)は、2001年秋から02年9月までの1年間、北朝鮮のミスターX(情報機関トップクラス?)と30回近く極秘交渉を行い、小泉訪朝を実現し「日朝平壌宣言」に結実させました

 02年10月に拉致被害者5人が「一時帰国」した際、家族会から彼らを北に帰すべきではないという要求が出され、田中氏は「自由往来の形式に」と主張しましたが、最終的に家族会の要求通りになりました。それは北朝鮮との約束に反することだったので、ミスターXは処刑されたと推測され、田中氏もその後安倍氏によって拉致問題への関与から排除され、以後 日朝間の「交渉ライン」は崩壊したまま現在に至っています。
 このとき北に返すべきでないという主張に直ちに同意したのが安倍官房副長官(当時)で、以後彼は拉致被害問題解決の第一人者を名乗り、その名声によって首相(第一次、第二次安倍政権)にまで登り詰めました。しかし拉致問題はその後1ミリも前進しませんでした。
 今年86歳の横田早紀江さんは首相時代の安倍氏に手紙を出しましたが完全に無視されました。言いたいことは山ほどあった筈ですが、「拉致被害者を救う会」(西岡力会長)から絶えず言動を細かく掣肘され、偽りの希望を吹き込まれる一方で言いたいことも言えないまま現在に至っています。
 「救う会」の西岡会長と早紀江さんは共にクリスチャンなので信頼関係があったのかも知れませんが、ひたすら安倍氏を応援する「救う会」の言動は理解しにくく、早紀江さんは絶えず虚構の中に置かれてきたように思われます。
 ジャーナリストの高野孟氏が、「永田町の裏を読む」のコーナーに「安倍元首相こそが日朝交渉失敗の“道化役”だった まるで右翼活動家のような経歴」という記事を出しました。
 併せてまるこ姫のブログ「『連合会長、安倍氏国葬に出席』 出る気満々なのに苦渋の判断だと(笑)」を紹介します(文中の太字・青字等の強調個所は全て原文に拠っています)。
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永田町の裏を読む 高野孟
安倍元首相こそが日朝交渉失敗の“道化役”だった まるで右翼活動家のような経歴
                         日刊ゲンダイ 2022/09/15
                       ((記事集約サイト 阿修羅 より転載))
 和田春樹東京大学名誉教授の新著「日朝交渉30年史」(ちくま新書、9月8日発売)が面白い。
 冷戦終結の波がようやく東アジアにも押し寄せ、1991年から日朝国交正常化交渉が始まり、やがて95年の大韓航空機爆破事件後の金賢姫証言をきっかけに北朝鮮への拉致問題に光が当たり出した頃から、昨年10月に岸田文雄新首相が最初の所信表明で「拉致問題は我が内閣の最重要課題です」と、安倍晋三・菅義偉両元首相と寸分たがわぬむなしい言葉を吐いたところまでの約30年間の日朝交渉の通史である。このような簡にして要を得た記述を一気に読み通すと、流れがよく見えてきて、同書の帯にあるように「なぜ難渋するのか? 交渉失敗の背景」がよく理解できる
 全体を通じての主役というか、舞台回しの道化役を演ずるのは安倍である。95年に村山政権が「戦後50年」のタイミングで過去の侵略戦争への反省を盛った国会決議をしようとすると、自民党内の右翼タカ派議員らは、あの戦争の戦没者たちは「日本の自存自衛とアジアの平和」のために命を捧げたのだとして決議に反対する議員連盟を結成したが、その事務局次長はまだ議員3年生の安倍。97年には「歴史教育を考える若手議員の会」の事務局長、「拉致議連」の事務局次長、そして同じ年に「日本会議」とそれを支える「国会議員懇談会」が発足し、その中心に座る(亡くなるまで特別顧問)
 そのように安倍はまるで右翼活動家のような経歴を積んでいたので、02年に小泉純一郎首相が北朝鮮を訪問して平壌宣言を結ぶに際して、小泉は記者発表の前日まで官房副長官である安倍には一切知らせないという非常措置をとった。これが「安倍のプライドに深い傷を与えたことは間違いない」と和田は述べている。
 その通りだろう。その屈辱をバネにして彼は、後に「一時帰国」した5人の拉致被害者を北朝鮮に戻さないという強硬手段に出て日朝交渉そのものをブチ壊してしまった。そのため、首相になって「拉致問題に全力で取り組む」と力んでみたところで、自分では北の指導者に電話1本をかけるルートも持っていないという自業自得に陥ったのである。
 もしかしたら、統一教会教祖の文鮮明と金正日・金正恩のカネまみれのチャンネルで何とかつながらないかと最後の期待をかけていたのかもしれないが、それも今となれば空疎な話である。

高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。


「連合会長、安倍氏国葬に出席」出る気満々なのに苦渋の判断だと(笑)
                        まるこ姫の独り言 2022.09.16
連合会長吉野は国葬に出たいばっかりじゃないか!
苦渋の判断が聞いて呆れる。

連合会長、安倍氏国葬に出席へ 問題指摘し「苦渋の判断」 
                     9/15(木) 19:42配信 共同通信
>連合の芳野友子会長は15日の記者会見で、安倍晋三元首相の国葬に出席する意向を表明した。国葬の決定過程や法的根拠に問題があると指摘した上で「苦渋の判断だ」と述べた。

普通は決定過程や府的根拠に問題があると思っているなら、出席とは行かないだろうに。
この自己中心的な芳野の発言に理解や共感が得られるとは思えない。

しかし、この人は、「労働者の代表として」出席すると言っているが、勝手に労働者の代表に自分をするのはどうなのか。

国葬に反対の国民は日毎に多くなる一方だ。
という事は、労働者の中にも、国葬自体に反対や、安倍だから嫌だと言う人などいるだろうし、いくら会長でも国葬出席が労働者の総意のような発言はどうかと思う。

内心の自由もあることだし、別に「労働者の代表」と言わなくても、吉野が個人的に参加すればいいだけの話じゃないか。

なぜ、わざわざ「労働者の代表」と銘打たなければいけないのか。
自分の態度デカい発言で、反発を買うとは考えないのだろうか。

この人は、会長になるとすぐに自民党にすり寄って行った人物で「国葬」を利用してまだすり寄るつもりが見え隠れする。

IOCバッハ会長が国葬出席だそうで、似た者同士の親睦の場に見えない事もない。。。。

バッハはバッハで、「札幌五輪」を狙っていることからも、何が何でも国葬出席だろう。
また日本を食い物に。

そもそも、吉野や国民民主の玉木は「反共」思想の持ち主で、勝共連合、統一教会関連団体と繋がりも指摘されている。

「国葬」に出席も何の疑問も感じずに行く人間の芳野は、考え方的には自民党に近い。

芳野は労働者の代表とか言いながら、今まで、労働者の足を引っ張り、野党共闘の邪魔して、与党の喜ぶことばかりして来た。

芳野の「連合会長」は違和感しかない。

余談だがドギツイクマスクの色はどうにかならないか。