2022年9月27日火曜日

27- 徹底追及 統一協会 縄文先祖まで「解怨」献金

 しんぶん赤旗が、『先祖解怨・祝福 受付ガイドブック 第5版』(2007年4月発刊)の写しを入手したということです。それによると霊界にいる先祖の苦しみを消滅させるとして、文鮮明と妻の韓鶴子の提唱で1999年から「先祖解怨式」という儀式を韓国・清平で始めました。それには例によって莫大な献金が必要で、210代前まで供養するためには、合計628万円(夫婦では1256万円)要するということです。現在は430代前まで供養する由で、縄文時代の先祖にまで及ぶということです(供養代もその分上がります)。
 元々韓国では統一協会は邪教扱いなので信者は少なく、参加者は大半が日本人の信者と思われます。「地獄の沙汰も金次第」と言われますが、統一協会のいうことを「イワシの頭も信心から」風に信じ込めば金などいくらあっても足りません。
 とにかく何よりも献金の収奪に徹している協会であることが分かります。
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徹底追及 統一協会 縄文先祖まで「解怨」献金 本紙入手の解説本 高額奪う手法
                       しんぶん赤旗 2022年9月26日
 統一協会(世界平和統一家庭連合)は、先祖の霊の苦しみを解き天国に送ると称して、違法で高額な献金を信者に強要しています。本紙は献金の仕組みを解説した公式ガイドブックの写しを入手しました。そこには、「子孫に悪さをする」と脅し、縄文時代の先祖までさかのぼって供養のための献金を出させる手法が記されています。 (統一協会取材班)
 本紙が入手したのは『先祖解怨(かいおん)・祝福 受付ガイドブック 第5版』(2007年4月発刊)です。これによると統一協会は開祖・文鮮明と妻の韓鶴子の提唱で、霊界にいる先祖の苦しみを消滅させるとして、1999年から「先祖解怨式」という儀式を韓国・清平で始めました。
 ガイドブックによると供養が必要な先祖は当初120代前まででしたが、文鮮明、韓鶴子の指示で210代前まで必要になったとしています(現在は430代前まで)。1世代を20年と計算しても縄文時代の先祖までさかのぼることになります。
 儀式のためには「解怨献金が必要である」とも。献金額は1~7代前までをひとくくりとして70万円。それ以後は、7代ごとに3万円となっています。
 統一協会は信者の父母それぞれの先祖だけでなく、父親の母方、母親の母方まで計4家系の先祖解怨を求めています。このため210代前まで供養するためには、合計628万円の献金が必要になります。夫婦で信者の場合はあわせて8家系となるので、1256万円となる計算です。
 ガイドブックでは、献金を完納しないと先祖が子孫を恨むようになり「子孫に悪さをする」と信者を脅して、献金に仕向けています。不安感をあおるなどして自由な意思決定を制約した状態で献金させるのは違法行為です。
 清平で儀式に参加した元信者は「7代、14代と解怨している間に、『何代目の先祖のためにアトピーになっている』とか言われる。病気を理由にして献金をせざるを得なくする」と証言します。
 さらに統一協会は、解怨された先祖が天国にいくためには、先祖の霊の「祝福」=集団結婚が必要としています。先祖祝福結婚式のためには、先祖7代ごとに1万円の献金が必要としています。先祖解怨・祝福を繰り返すことで、献金額が膨れ上がる仕組みです。

 信者の両親を持つ信者2世の30代女性は「先祖解怨の“効果”なんてないですよ。みんなが何百代前の先祖を解怨すると、どこかで先祖が重なってきます。そんな矛盾すら分からなくなるように信者は洗脳されています」と指摘します。 








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