2022年9月21日水曜日

さようなら戦争・原発 1万3000人集う 国葬・岸田政権ノー

 安倍元首相の「国葬」をはじめ憲法も民意も踏みにじる岸田政権に抗議し、政治転換を求める「さようなら戦争 さようなら原発9・19大集会」が19日、代々木公園で行われました。時折強い雨が降るなか、13000人が参加しました
 日本共産党立憲民主党社民党の代表や市民の代表らと一緒に「憲法無視の政治ではなく、憲法を生かした政治へ転換しよう」とアピールしました。しんぶん赤旗が報じました。
 併せて東京新聞の記事を紹介します。
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さようなら戦争・原発 1万3000人集う 国葬・岸田政権ノー
志位委員長・野党あいさつ
                       しんぶん赤旗 2022年9月20日
















いっせいにプラカードを掲げてアピールする「さようなら戦争さようなら原発9・19大集会」の参加者 渋谷区

 憲法違反である安倍元首相の「国葬」をはじめ憲法も民意も踏みにじる岸田政権に抗議し、政治転換を求める「さようなら戦争 さようなら原発9・19大集会」が19日、東京・代々木公園で行われました。時折強い雨が降るなか、1万3000人(主催者発表)が参加。日本共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の阿部知子衆院議員、社民党の福島瑞穂党首や市民の代表らと一緒に「憲法無視の政治ではなく、憲法を生かした政治へ転換しよう」とアピールしました。集会後にはデモ行進が行われ、共産党の小池晃書記局長も行進しました。
 主催者を代表してあいさつした、総がかり行動実行委員会共同代表の小田川義和さんは「野党や市民の声をまったく聞こうとしない岸田政権に、腹の底からの怒りを突きつけよう」と訴え。国葬や大軍拡など安倍政権以上に憲法と立憲主義を無視した政治を進めていると批判し、「平和と暮らし第一の政治を求める声と運動をさらに強めていこう」と語りました。
 政党あいさつで、志位氏は、安保法制について、今夏に米ハワイなどで行われた米海軍主催の環太平洋合同演習(リムパック)では「安保法制=集団的自衛権の発動を想定した訓練が歴史上初めて行われた」と告発。「『安保法制』と『敵基地攻撃』が合わさると恐ろしいことになる」と指摘しました。米国が海外のどこかで戦争を始めたら、集団的自衛権を発動し、自衛隊が「敵基地攻撃」能力を使って相手国に攻め込む、その結果、日本に戦火を呼び込むことになるとして、「こんな道は絶対に止めましょう」と訴えました。
 志位氏は、各紙世論調査で、安倍晋三元首相の「国葬」反対が60%以上だと示して、道理がないことの証明だと強調するとともに、安倍氏への「弔意」や「敬意」を強制する「国葬」は憲法違反だと強く批判。安保法制を強行し、格差と貧困を広げ、国政私物化の疑惑にまみれ、統一協会の「広告塔」になった人物に対して、「『敬意』の強制は絶対にあってはならない」と強調し、最後まで「国葬」中止の声を広げようと呼びかけました
 参院会派「沖縄の風」の伊波洋一議員のメッセージが紹介されました。
 作家の落合恵子さんは、福島第1原発事故にかかわって「原発事故を『アンダーコントロール』していると発言した人の国葬はおことわりします」と強調。原発「新増設」まで表明する今の政治に、「ノーの意思を示そう」と語りました。
 弁護士の大住広太さん(改憲問題対策法律家6団体連絡会)は、「国葬」は法的根拠もなく、実施すればさまざまな形で弔意の強制が行われる危険があると指摘し、「反対の声を強めていきましょう」と述べました。
 千葉県佐倉市から参加した男性(69)は、憲法違反の「国葬」に怒り、「何でも閣議で決めるのは、まさに安倍元首相のやり方です。そうした政治は許しません」と話しました。
 「9・19大集会」の主催は、総がかり行動実行委と、さようなら原発・1000万人市民アクション実行委員会です。


9・19大集会 各党・会派があいさつ
                       しんぶん赤旗 2022年9月20日
 19日に東京・代々木公園で行われた「さようなら戦争 さようなら原発 9・19大集会」で、各党・会派の国会議員があいさつし、メッセージが紹介されました。
 立憲民主党の阿部知子衆院議員は、安倍晋三元首相の「国葬」に反対の意思を表明していくと発言。「国葬は法的根拠もなく、閣議決定の上書きだった。7年前の新安保法制も同じように、閣議決定で憲法を乗り越えていった」と告発し、「いつか来た道を絶対に許さない」と訴えました。
 社民党の福島瑞穂党首は、「安保関連法=戦争法、この違憲の法律をみんなの力で廃止していこう」とよびかけました。また、世界の地震の1割は日本で起きているとして「その中で、なぜ原発推進なのか」と批判し、「国葬の撤回、脱原発を実現しよう」と語りました。
 参院会派「沖縄の風」の伊波洋一参院議員はメッセージで、国葬にかかわって「沖縄県民にとって安倍元首相は辺野古新基地建設工事を強行した方だ」と告発。東電福島原発事故の教訓を否定し、原発にむらがる岸田政権にさよならを突きつけようとよびかけました。


安倍元首相の国葬中止、脱原発、安保法廃止を 1万3000人が声上げる 雨の中代々木公園で集会
                         東京新聞 2022年9月19日
 安倍晋三元首相の国葬中止、原発再稼働反対、成立から7年となる安保法制の廃止を訴える集会が19日、東京都渋谷区の代々木公園であった。台風14号の影響で時折、雨が強まる中、1万3000人(主催者発表)が集まり、抗議の声を上げた。集会後はプラカードなどを手に渋谷や原宿の街をデモ行進した。(加藤益丈、森耕一)

◆「国葬強行は国民無視の政治」
 27日に迫った安倍元首相の国葬について、集会で登壇した弁護士の大住広太さんは「法的根拠はなく、内閣の一存で行うのは民主主義に反する」と批判した。安保法制は憲法違反として廃止を求める法律家グループの一員でもある大住さんが「立憲主義を破壊する政治の中心にいたのが安倍元首相です」と訴えると、会場は「そうだ」の声に包まれた。
 「世論調査で国民の6割が反対する国葬を強行するのは国民無視の政治」と憤るのは、さいたま市南区、会社員藤田多佳志さん(61)。「27日は『国葬反対』と書かれたTシャツで国会正門前の集会に参加します」。同僚に誘われ参加した東京都大田区の女性(30)は「弱者を切り捨て、森友学園問題で自殺者も出した安倍さんは全く評価できない。税金で国葬をやるのはおかしい」と話した。

◆再稼働原発増やす政府 「福島が忘れられている」
 岸田文雄首相は燃料費高騰を背景に再稼働する原発を増やす考えだ。登壇した作家の落合恵子さんは「この国の政治家は何を見てきたのか。はっきりとノーと言える私たちを示していきましょう」と呼び掛けた。
 「さよなら原発」と書かれたボードを掲げたのは、原発事故被害者団体連絡会代表の武藤類子さん(69)=福島県三春町。「福島が忘れられ、県民の声が聞いてもらえなくなっている。原発の問題は何も解決していない」と訴えた。東京都狛江市の清掃業、平井誠一郎さん(57)は「原発は大丈夫だと専門家は言っていたけれど、事故は起きた。東京にいても怖かった。あの記憶を忘れてはいけない」と言葉に力を込めた。

◆安保法成立当時の大学生も登壇
 集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法が2015年9月19日に参院本会議で成立した際、大学生として抗議活動に参加していた井田敬さん(26)は、集会の実行委の若手代表として登壇。「民主社会を破壊していく政治がどんどん強くなっていると危機感を持ったことを、昨日のように覚えている」と語った。
 江東区から参加した元教員の女性(73)は雨にぬれながら「さよなら戦争」と書かれたプラカードを掲げ続けた。「『中国の脅威』を理由に軍事力強化が正当化され、それを批判しづらい空気になっていて怖い」とつぶやいた。

東京都内で計画されている主な国葬反対集会・デモ
 (以下省略 21~27日間に都内だけで10件の集会・デモ