原題は「Apocalypse later ?」です。
正直に言ってどういう意味なのかよく分かりませんが、「やがて大変なことになりそう」ということはよく分かります。
幸いに、地理的に日本から反対側のことではあるのですが、無縁のことでないことも分かっています。
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やがて大惨事?
マスコミに載らない海外記事 2022年9月22日
SakerブログへのBatiushka寄稿 2022年9月15日
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/42086
明らかに、ウクライナで唯一確実なことは、欧米侵攻は国防総省とブリュッセルの「怪物連中が陰で糸を引いて」いることだ。現在の反攻は、NATOが指導し、欧米傭兵が率い、欧米が装備したキーウ軍による同盟軍に対するハルキウ、ヘルソンや東部ウクライナのあちこちを巡る反撃、アゼルバイジャンによるアルメニアに対する新たな攻撃、南モルドバでの新しい特殊部隊訓練、「国民投票による」ジョージアのロシアに対する新しい戦争の恫喝、カザフ大統領によるロシアに対する新たな背信行為、9月14日のタジク-キルギス国境での新たな紛争、ロシアとロシア人に対するバルト諸国の絶え間ない攻撃、ロシアに対するアメリカ/イギリス/EUによる極端に攻撃的なあらゆる言葉と行動は偶然の一致ではない。これらの事象は一部の人々に差し迫った第三次世界大戦と核による大量殺戮を予想させるに至っている。
口実に過ぎない。実際、キーウ軍エリートの大半が死亡したか、負傷したか、捕虜にされている今、戦闘しているのはウクライナ軍服を着た欧米傭兵とNATO特殊部隊なのだ。
欧米がエスカレートする時には、ロシアも必ずそうする。射程300キロの中距離次期戦術ミサイル・システム弾道ミサイルを供給するというアメリカの恫喝は紛争を更にエスカレートさせるだけだ。これまで驚くほど自制していたロシアは、初めて一部の一般インフラ、発電所、鉄道、道路を攻撃するよう強いられた。少数の軍事施設の破壊を除いて、ほとんど攻撃を受けず、これまで平和だった中部と西部ウクライナは間もなく標的に定められるかもしれない。おそらくウクライナ上空のアメリカ・スパイ衛星も標的にされるだろう。アメリカは自らそれを招いたのだ。
これが欧米が望んでいるものだろうか?
世界の大半、特に中国がロシアを支援しているのが事実だ。2月24日、ロシア人が暮らすウクライナを大量虐殺から解放するようロシアに強いた際、あらゆる欧米攻撃シナリオをロシア政府が予想していなかったと欧米は本気で考えていたのだろうか? 彼らには準備のための8年があり、この全てを予想していた。9月14日ロシア政府報道官マリア・ザハロワはラジオSputnikで、こう指摘した( https://rusvesna.su/news/1663156944 ):
「西欧諸国を完全に依存させて、彼らにキーウ政権に、このような大規模支援を与え続けるよう強いるのは、彼らを火で焼き尽くすようなものです。ご想像ください。ワシントンの教師連中が、欧州連合に、どう生きるべきか、何をすべきか言ったため、どうすれば冬を生き伸びられるか悩んでいる国々に、こうしろと提案しているのです。今や先進諸国は、どう自身を暖房すべきか分からない低開発国レベルに落ちました。」
ウクライナでの紛争が核戦争になる可能性は、欧米ジャーナリスト連中だけが、2022年3月という早い時期に言った。人目をひく狙いから、傭兵ジャーナリストはそれを言わなければならなかった。だがロシアは、一度も核兵器を使う意志を持ったことがないが、もし欧米が主張し続ければ。数週間前、プーチン大統領が言ったように(私の適当な翻訳)「あなた方はまだ何も見ていない」。(文字通りには「我々はまだ始めていない」)。あらゆる方法でもっと熊を突け。ただし自己責任で。
この紛争がロシアにとって実存的戦争であることを欧米は依然理解していない。クリミア半島、ドンバスと東ウクライナの他の地域はロシアにとって不可欠だ。アメリカがカリフォルニア州やバージニア州やフロリダ州を放棄しないのと全く同様、それらは決して放棄されるまい。そして、暴力的に据え付けられたキーウのアメリカ政権メンバーがそれに同意するよう金を払われているとは言え、ウクライナのどこであれ核や生物兵器でロシアに対する軍事的脅威になるのは許すまい。そういうものがカナダやメキシコに入るのをアメリカは許すだろうか? 多少のNATO傭兵やNATO兵器でロシアは諦めるまい。もし欧米が地表からロシアを消し去ろうとすれば、ロシアは欧米に同じことをするだろう。しかもロシアには世界中に支持者がいる。その準備をしている中国が台湾を取り戻すまでお待ち願いたい。
妄想の惑星で暮らすネオコンと呼ばれる連中さえ、これを理解しければならない。手段を持っているので、ロシアは「素晴らしい」が、実際は更に「素晴らしく」なれる。
正気あるいは狂気、いずれが勝るだろう? 私は正気を願い、狂気を恐れる。人間の愚かさは無限だ。
記事原文のurl:https://thesaker.is/apocalypse-later/