ビキニ環礁で行った水爆実験の被災から69年目の1日、「核兵器のない平和で公正な世界へ被爆者とともに前進しよう」をテーマに23年3・1ビキニデー集会が静岡市とオンラインを併用して開催されました。
1500人以上が参加し、ロシアのウクライナ撤退、日本政府に「安保3文書」の撤回や、禁止条約の署名・批准を求めるなどのアピールを採択しました。
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“核の傘”脱却し核禁条約批准を 3・1ビキニデー集会
しんぶん赤旗 2023年3月2日
(写真)核兵器のない平和で公正な世界の実現を、と決意をあらたにした2023年3・1ビキニデー集会=1日、静岡市駿河区
アメリカが太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験の被災から69年の1日、「核兵器のない平和で公正な世界へ被爆者とともに前進しよう」をテーマに2023年3・1ビキニデー集会(主催=同静岡県実行委員会、原水爆禁止世界大会実行委員会)が静岡市とオンラインを併用して開催されました。1500人以上が参加し、ロシアのウクライナ撤退、日本政府に「安保3文書」の撤回や、禁止条約の署名・批准を求めるなどのアピールを採択しました。
主催者あいさつした静岡県原水爆被害者の会の石原洋輔会長は、「3・1ビキニデー集会を国民平和大行進、原水爆禁止世界大会の跳躍台として成功させよう」と呼びかけました。
中野弘道焼津市長、日本原水爆被害者団体協議会の濱住治郎事務局次長が来賓あいさつしました。
原水爆禁止世界大会実行委員会・運営委員会の野口邦和共同代表は主催者報告で、「日本政府に禁止条約の署名・批准を求める署名をテコに日本政府が“核の傘”から脱却し禁止条約に署名・批准するよう迫ろう」と呼びかけました。
第五福竜丸元乗組員・故大石又七さんの義妹の河村惠子さんが大石さんの人生を語り「遺志を語ることを生きる目的としたい」と訴え、高知のビキニ被災船員の原告団長の下本節子さんと南拓人弁護士がビキニ水爆被災のたたかいについて報告しました。
環境活動家でプロダイバーの武本匡弘さんがマーシャル諸島から見た環境の危機と平和の危機について告発しました。
日本政府に禁止条約に参加を求める活動を交流しました。
松井一実広島市長、田上富久長崎市長、日本共産党などがメッセージを寄せました。