12年版自民党改憲草案をまとめた人間こそ、いま問題になっている放送法の「政治的公平」問題の火付け役を務めた磯崎陽輔氏です。彼が起草委員会事務局長としてまとめた改憲案は驚くほど反動的なもので、何よりも「立憲主義」の観点が欠如していました。
識者からそれを指摘されると彼は「『立憲主義』は大学（＊東大）で習わなかったし、教科書にも載っていなかった」とツイッターで反論しました。それ自体はウソではないのかも知れませんが、改憲案をまとめる立場の人間が「立憲主義は初耳」では話になりません。
⇒（12.5.31）自民党の憲法改正草案は非常に反動的
尤も12年の改憲草案は大日本帝国憲法の焼き直し版というべきものなので、その作成作業には何の支障もなかったことでしょう。そうした彼の反動性が、安倍政権が「政治的公平性は、一つの番組でもそれが要求される」という恐るべき政府見解を出させた「火付け役」を務めさせたものと思われます。
12年版の改憲案は酷すぎるので現在自民党は改憲項目を4点に絞っていますが、その肝は「戦争できる国」にすることと、あのヒトラーが恐るべき独裁政権を樹立した際の道具となった「緊急事態条項」の導入です。
⇒（13.08.03）ワイマール憲法下でなぜナチス独裁が実現したのか
岸田政権はいま、安倍氏が布石した「軍事大国・戦争国家への道」を何の躊躇もないまま突き進もうとしていますが、自民党や他の改憲勢力はそれが「日本の破滅への道」であることに何故気がつかないのでしょうか。軍備を整えさえすれば日本は安全というのは余りにも幼稚に過ぎます。近隣諸国と友好関係を保つことこそ平和維持のための最重要事項です。
米国は盛んに「台湾有事」を煽りますが、中国は台湾の最大の貿易相手国であり、両者はずっと友好な関係を維持しています。「台湾有事」というのは、あと5年ほどで中国のGDPが米国を越すことを見越した米国が、そうなる前に中国を叩いておきたいという意図に基づくもので、中国と戦火を交えるための口実となるものです。
米国はかつてベトナム戦争を始めるために「トンキン湾事件」を自作自演した国なので、そうした謀略はお手のものです。そうなった時に中国と主体的に戦うのは米国ではなく結局日本になります。そして日本は最終的に火の海になります。改憲派はそこまで見越しているのでしょうか。
まるこ姫が「世耕、ガーシー氏除名投票を〝改憲の予行演習″低能であり軽率であり」という記事を出しました。改憲という考え方自体が「低能であり軽率」というべきです。文中の太字・青字強調は原文に拠っています。
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世耕、ガーシー氏除名投票を「改憲の予行演習」低能であり軽率であり
まるこ姫の独り言 2023.03.17
自民党議員の舌禍が次から次へと日替わりで出てくる。
しかも、昨日や今日議員になったばかりの人間ではなく、党の要職を務めたり閣僚経験者の問題発言が後を絶たない。
自民党は常識の通じない変人の集まりなのかしら。
また世耕の問題発言が身内からも非難されているが、この人物も語ればほとんどが問題発言の宝庫で、書く方はネタに困らない。
しかし、長い間政治家でいて、良い年をした人間が、なんで言ってよい事と悪い事の判断がつかないのか。
自民・世耕氏、ガーシー氏除名投票を「改憲の予行演習」軽はずみな発言に「余計なことを言う」批判殺到 3/16(木) 15:22配信 SmartFLASH |
やっぱり世耕は頭おかしいのではないか。
日頃、偉そうにしている割には中身スッカラカンがよくわかる発言。
まるで3流芸能人のような軽い振る舞いはなんなのか。
統一教会や日本会議絡みの自民党としては宿願であった「改憲」
自民党と関係ない人間にしてみたら自民党の改憲草案などグロテスクな「改悪」にしか映らないが、これからの日本を根本から変えるかもしれない改憲と、チンピラにしか見えない盗人猛々しいガーシーと一緒くたに扱う神経はネトウヨが憑依したか。。。。
党の要職を務める世耕がこれだけの軽い発言は、自民党自体がその程度の党と言う事なんだろう。
その程度のチンケな政党が、いかにも自分達は仕事をやっているかのような振りはする。
その振りで、どれだけの人がだまされてきたか。。。
先日は高市に安倍が憑依したと感じたが、今度は世耕にネトウヨが憑依した。
まあ、言ってみれば安倍も高市も世耕もみんな思考が似ていて、自分が一番のネトウヨ体質なのだ。
世耕が「憲法改悪の予行演習」と考えていたら、ガーシーを引き合いに出すのも無理からぬことなのかと思ったりして。
とにかく品性下劣なのが、安倍政権以降の閣僚であったり党の要職を務めていたり。。
しかし、なんで次から次へと金太郎あめのような見っともない議員の舌禍が続くのだろうか。
最近の自民党って本当に軽い議員が多すぎないか？
老若男女の議員が入り乱れて、見っともなくオゾマシイ発言しかしない。