18日、若者憲法集会実行委員会が呼びかけた大軍拡・大増税に反対し、憲法を生かした政治の実現を目指す、全国いっせい行動が取り組まれました。
東京・新宿では、雨のなか150人(主催者発表)がデモ行進し、「敵基地攻撃能力反対」「日本を戦争国家にするな」と声をあげました。
京都では、高校生や大学生、青年らが集まり、「こわすな! いかせ!憲法パレード」をしました。
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戦争国家にするな 若者憲法集会実行委がデモ 東京・新宿
しんぶん赤旗 2023年3月19日
岸田政権による大軍拡・大増税に反対し、憲法を生かした政治を実現しようと18日、日本民主青年同盟(民青)や全労連青年部など幅広い団体でつくる若者憲法集会実行委員会が呼びかけた全国いっせい行動が取り組まれました。東京・新宿では、雨のなか150人(主催者発表)がデモ行進し、「敵基地攻撃能力反対」「日本を戦争国家にするな」と声をあげました。
「大軍拡反対!」などと書かれたプラカードを掲げて、多くの若者が行進。東京都八王子市から参加した大学生(22)は、暮らしや教育より軍拡に多額の税金を使う政治はおかしいと話します。「戦争へ向かう情勢を見て落ち込んでいた時期もありました。デモで今の政治に疑問を感じているのは自分だけではないと感じました」と語りました。
神奈川県愛川町から参加した女性(31)は、「日本は憲法9条を持つ国として、軍拡ではなく平和外交の努力をしてほしい」と要望。貸与奨学金を利用している横浜市の大学4年生(22)は、「まもなく返済が始まりますが不安でいっぱいです。お金の心配なく学べる社会にしたい」と話しました。
デモ後、同実行委員会の中山歩美さん(民青副委員長)は、「敵基地攻撃能力は憲法と相いれないとデモで大きくアピールしました」と述べ、「戦争ができる国づくりに反対する、青年の世論をさらに広げていきたい」と話しました。
京都 壊すな、生かせ憲法 若者が大軍拡反対パレード
岸田文雄政権が大軍拡と改憲をもくろむ中、「憲法によって平和で豊かな暮らしを」と求める若者憲法集会実行委員会京都府ネットワークは18日、京都市内で「こわすな! いかせ!憲法パレード」をしました。
パレードを主催した同実行委員会の田中暁さんは「日本がアメリカと一体となって、戦争につき進んでいくことに危機感を持っています。憲法を生かしてこそ、私たちの命が守られる」と話しました
集会では、高校生や大学生、青年らがマイクを持ち「憲法とは政府が守るべきもの」「今ある憲法はこわすものではなく、生かすものだ」などと語りました。 ‘
集会後、メンバーらは「軍事費増やすな」 「平和を守れ」と唱和し三条河川敷を出発。仏光寺公園までパレードしました。