森友学園の籠池前理事長夫妻が「補助金不正受給」を理由に17年7月末に勾留されてから8ヵ月近く経ちます。
既に不正受給分は返済し逃げも隠れもしない被疑者を、検察は裁判もしないままで延々と夏は酷暑冬は酷寒の大阪拘置所の個室に勾留し、その間大阪地裁は度重なる保釈要求を却下し、弁護士以外は家族にも面会させないという異常な姿勢を貫いています。
海外からも「中世の名残の司法」と批判されるこの「人質司法」は、正しく人権蹂躙の典型で、それがいま現在行われている訳です。
しかもその理由が、籠池氏の暴露戦術から安倍首相夫妻を守るためと言われるに至っては、正しく中世期の悪夢を思い起こさせます。
野党議員たちが、23日と26日に籠池泰典氏に接見することが決まりました。地裁も国会議員の面会要求はさすがに認めざるを得なかったようです。
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野党、23日に籠池泰典被告に接見
産経新聞 2018年3月22日
森友学園への国有地売却に関する決裁文書改竄(かいざん)を受け、野党は23日、学園の前理事長、籠池泰典被告=詐欺罪などで起訴=と大阪拘置所(大阪市)で接見する。希望の党の今井雅人国対委員長代理が22日、記者会見で明らかにした。
今井氏のほか、立憲民主党の川内博史、共産党の宮本岳志両衆院議員が同行する。26日には民進党の矢田稚子参院議員、自由党の森裕子幹事長代理、社民党の福島瑞穂副党首が接見する方向で調整している。
今井氏ら6党の議員は19日に籠池被告の接見を申請し、大阪地裁が22日、認めた。1回で接見できるのは最大3人のため、2回に分けて行う。23日は午後4時ごろから15分程度になる見通しだ。今井氏は記者会見で「安倍昭恵首相夫人をはじめ、政治家の関与について事実関係をしっかり聞きたい」と述べた。籠池被告は昨年7月に逮捕された。