安倍政権は全国知事会から日米地位協定の改善に向けて米国と交渉するよう提言を18年8月14日に受けていますが、なぜかその後も全く動いていないようです。
そんな中 併せて7道県と122市町村の議会が、日米地位協定の改定を国に求める意見書を可決したことが分かりました。3月8日以降新たに77市町村議会で可決しました。
沖縄県では、全国知事会が提言を出す前にほとんどの自治体で同趣旨の意見書が可決されているということです。
因みに湯沢町は、3月の町議会で「地方政治の根幹をゆるがす日米地位協定の見直しを国に求める意見書の提出」を可決しました。
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日米地位協定見直しを 意見書次つぎ 77市町村増え 129議会に
知事会の提言受け
しんぶん赤旗 2019年4月27日
日米地位協定の改定を国に求める意見書を7道県と122市町村の議会が可決したことが、26日までに分かりました。安保破棄中央実行委員会がまとめたもので、前回確認した3月8日以降、新たに77の市町村議会で可決されました。
意見書の多くは、2018年7月に全国知事会が地位協定の見直し提言を出したことを受け、基地の整理・縮小・返還の促進、航空法や環境法令などの国内法を原則として米軍にも適用させることなどを求めています。
長野県では、77市町村議会のうち34市町村で可決。佐久地域では全11市町村が可決しました。沖縄県では、全国知事会が提言を出す前にほとんどの自治体で同趣旨の意見書が可決されています。
意見書は、各地の安保破棄実行委員会や憲法9条の会、革新懇、日米地位協定を見直す会などが働きかけているもの。安保破棄中央実行委員会は、各団体や参議院事務局に4月15日までの可決状況を問い合わせて集約しました。