2019年4月3日水曜日

宮古島外に弾薬搬出へ 防衛相 陸自駐屯地問題を謝罪

 防衛省が宮古島に新設した陸上自衛隊駐屯地の弾薬庫に中距離多目的誘導弾などを配備することを、地元住民に説明しないまま進めていた問題で、岩屋防衛相は2日の衆院安全保障委員会で、「多目的誘導弾などの保管について明示的に説明していなかったことは事実。大変申し訳なく思っている」と謝罪し駐屯地内にある弾薬類をいったん島外に搬出することも明らかにしました。
 明示的に説明しないも何も、住民の追及に対して「弾薬庫でない」と言い張ってきたのですから、住民を騙すうえでも確信犯です。
 それでも東京新聞が追及した成果撤去することになったのは喜ばしいことです。
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宮古島外に弾薬搬出へ 防衛相、陸自駐屯地問題を謝罪
東京新聞 2019年4月2日
 岩屋毅防衛相は二日午前の衆院安全保障委員会で、防衛省が宮古島(沖縄県宮古島市)に新設した陸上自衛隊駐屯地の弾薬庫に中距離多目的誘導弾などを配備する計画を、地元住民に説明しないまま進めていた問題を受け「多目的誘導弾などの保管について明示的に説明していなかったことは事実。大変申し訳なく思っている」と謝罪した。駐屯地内にある弾薬類をいったん島外に搬出することも明らかにした。
 
 岩屋氏は「地元に懸念が生じないよう、宮古島駐屯地の保管庫には小銃弾や発煙筒のみを保管する」と説明。島内に既に持ち込んだ多目的誘導弾や迫撃砲弾は、駐屯地とは別の保良(ぼら)鉱山地区に整備する弾薬庫に保管するよう指示したことを明らかにした。その上で宮古島駐屯地内にある弾薬類について「島外に搬出する」とした。宮崎政久氏(自民)に答弁した。
 
 宮古島駐屯地の弾薬庫については、防衛省が「弾薬庫ではなく小銃などの保管庫」と事前に住民に説明していた。実際には多目的誘導弾などの配備を進めていたことが、本紙の取材で明らかになった。(上野実輝彦)