2019年4月20日土曜日

日本の報道自由度ランキングは67位 昨年と同じ

 今年の日本の報道自由度ランキングは昨年と同様の67位でした。安倍政権になってからガタ落ちしたままです。
 因みに韓国は、16年に70位まで落ち込みましたが、17年に63位、18年に43位と上り、今年は41位まで回復しました。韓国記者協会の鄭圭晟会長は、文在寅政権の意思疎通の努力、言論の自由に対する意思が高く評価されたと見ています。
 いまメディアは官邸と歩調を合わせて韓国を叩きまくっていますが、そんなことは止めにして、メディアも官邸もともに韓国を見習うべきでしょう。
 
 ニュースバリューのない短い記事なので、日刊ゲンダイ他の記事と抱き合わせで紹介します。
 
 日刊ゲンダイによれば、安倍首相は国会開会中22日~29日、欧米6カ国を歴訪する予定で、ノートルダム大聖堂に足を運ぶ案も浮上しているということです。血税から気前良くマクロン大統領に見舞金を弾むのではないかと見られています。
 フランスにはすでに1000億円を超える申し出があるそうで、海外では景気の良い大企業が気前よく100~300億円を出しているようです。
 日本にも資産5000億円以上(~2兆8000億円)の億万長者が9人もいるので、もしも安倍首相に甲斐性があるのなら、血税ではなくそういう人たちに出させるべきでしょう。
 
「半歩前へ」によれば、欧米漫遊の最後はトランプ参りと奥さんの誕生日祝いということです。27日にはゴルフが予定されているということで、国会をサボっていい気なものです。
 先般の日米貿易交渉の初回の閣僚級協議について、茂木氏は終了後に上手くいったかのように自画自賛して見せましたが、明らかになったのは「同床異夢」でした。
 日本が交渉の範囲を物品関税に絞ることを求めたのに対して、米国は包括的な自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉を譲りませんでした。
 それを安倍首相が直談判で詰めるというのならまだしも・・・それは120%ありません。
 
 周囲は「安倍さんには外交と言う奥の手がある」とおだてているという話ですが、すべての面で敗北が明らかになった安倍外交に「奥の手」があるというのなら是非見せて欲しいものです。
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報道自由度、日本は67位 「国境なき記者団」が発表
毎日新聞 2019年4月18日
 国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は18日、2019年の世界各国の報道自由度ランキングを発表した。日本は前年と同じ67位。経済的な利益が優先され「多様な報道が次第にしづらくなっている」と指摘した。 
 
 全体の傾向についてRSFは「記者への憎しみが暴力となり、恐怖を高めている」と指摘。クリストフ・ドロワール事務局長は「恐怖を引き起こす仕掛けを止めることが急務だ」と訴えた。 
 トランプ大統領が批判的メディアを敵視している米国は48位に順位を下げた。 
 1位は3年連続でノルウェー。これにフィンランドとスウェーデンが続いた。(共同) 
 
 
いい人アピール安倍首相“大聖堂お見舞い”プランのハタ迷惑
日刊ゲンダイ 2019年4月18日 
 とにかく、世界の注目スポットに顔を出したいようだ。22日から29日にかけて、フランスなど欧米6カ国を歴訪する安倍首相。フランス訪問の際、大規模火災で損傷したパリのノートルダム大聖堂に足を運ぶ案が浮上している。
 
 大聖堂再建に向けて国際社会から寄付などの支援の動きが広がっており、日本としても存在感を示す狙いだ。安倍首相は日仏首脳会談で直接、マクロン大統領に協力方針を伝え、フランス国民との連帯を示すため、大聖堂を視察。国際社会に“いい人”をアピールするつもりのようだが、ハタ迷惑もいいところだ。
 
 大聖堂の修復に向けたプロジェクトが早速、始動する中、曲がりなりにも一国のトップが視察に訪れれば、仏政府も受け入れ態勢を整えざるを得ない。火災現場で安倍首相にケガでもされたら、一大事。仏政府のスタッフも当然、安全確保の準備に駆り出される。修復に向け必死に対応している立場からすれば「この非常時にノコノコやって来て邪魔すんな!」というのが本音だろう。
 
 そもそも6月末のG20サミットに向けた地ならしが目的というが、国会開会中に1週間以上も外遊にかまけ、帰国したら新天皇の即位を控える。安倍首相の長期国会逃亡には批判の声もあるだけに、大聖堂火災のお見舞いは外遊正当化の絶好の口実と思っているのではないか。
 
 平成最後の外遊で今月から運航する新たな政府専用機がデビュー。安倍首相夫妻も搭乗を楽しみにしているそうだが、血税から気前良くマクロンに見舞金を弾みそうで心配になってくる。
 
 
醜い トランプの女房の誕生祝いにはせ参じる安倍晋三! 
半歩前へ 2019年4月18日
▼トランプの女房の誕生祝いにはせ参じる安倍晋三!
 例によってマスコミは「26日に日米首脳会談」と仰々しく前触れ報道を始めた。特段の用があるわけではない。毎度おなじみのご機嫌伺いのための訪米だ。
 今回はトランプとゴルフ、それに彼の女房の誕生祝いに駆けつけるそうだ。
 こんな意味のない訪米に毎回、2億も、3億円もの税金を無駄遣い。
 しかし、晋三にとっては欠かせない。
 「塚田のソンタク発言」「桜田の暴言」で、参院選への影響を気にした安倍の側近がホンネをポロリと漏らした。
 「でも、安倍さんには外交と言う奥の手がある」
 中身のない「外交」に、マスコミは「26日に日米首脳会談」と大々的に報道。新聞も、テレビも、ラジオも、ネットまでが、このPR作戦に参加してくれる。
 晋三にとってこれほどありがたいことはない。これで一気に内閣支持率は上がる。苦しい時の神頼み、と安倍は宣伝に使えるものは何でも使う。
 最近は「北朝鮮」が使えないので、もっぱら、中身のない「外交」一本やりだ。