2020年4月23日木曜日

23- 「営業してる」と通報500件、大阪 同調圧力の民(まるこ姫の独り言)

 常に国民の立場で冷静な見解を表明しているコメンテータの青木理氏は、先の羽鳥慎一モーニングショーで、「国民の側から政府に緊急事態宣言を要求するのは健全でないと感じる」という意味のことを述べました。
 政権がコロナ感染対策において殆ど有効な手を打たないことへの反動ではあっても、休業補償や救済を行わないことを放置したままで、休業や外出自粛を国民の側から要求するのは「危うい」と言うしかありません。

 政府と専門家会議は自分たちの非は棚に上げて、このところひたすら「外出規制が不十分である」ことを強調するだけです。事態がここに至れば不要な外出を自粛するのは当然としても。外出自粛(=営業中止・休業)を解除する基準を何も持っていない政府にそれを要求すればダラダラと際限なく続くのは明らかです。
 その一方で。かつて311東日本大震災のあと、当時の亀井静香・財務相がモラトリアム法(借金返済猶予法)を出したような知恵や国民への思いを、現政府は全く持っていません。当面自営業者たちが最も困窮している対象は、店舗などの借賃と言われているにもかかわらずに、です。
 十分な救済の施策を講じることなく休業・自粛を要求されても、多くの国民は生きていけません。

 まるこ姫が「営業してると通報500件、大阪  同調圧力の民 ~ お上におもねる社会は息苦しい」とするブログを公表しました。
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「営業してると通報500件、大阪」同調圧力の民、府も強権的に施設名公表とは

まるこ姫の独り言 2020.04.21
通報まですることなのか。
お上におもねる社会は息苦しい。
大阪で、営業していると通報する人が後を絶たないらしいが、個人を責める前に、行政の支援が足りないのではと考えないのだろうか。

          4/20(月) 18:50配信  共同通信
>新型コロナウイルス特別措置法に基づき民間施設に休業を要請している大阪府で、府のコールセンターに「対象の店が営業している」といった通報が20日までに500件以上寄せられたことが分かった。厳しい経営事情にもかかわらず行政の支援は限定的で、やむなく営業を続ける実態がある。だが府は施設名公表などさらなる対応強化を視野に入れる。

一応は要請なんだから、何も無理やりに府が強制介入する必要があるのか。
「要請」段階で府が施設名公表は私は行き過ぎだと思う。
維新の本質が見える気がする。

府民も府民だ。
あくまでも「要請」なら、何も府の意向に従わなかったとしてもその業者の事情もあり、一方的に業者を責めるのは間違っている。

府も府民もヒステリックに魔女狩りに参加する。 
府民は批判すべきはどこなのか、まったく分かっていない。

もう戦時中の世界とか犯罪者に対する扱いのようになってきた。

三重県では、

  4/20(月) 18:56配信 CBCテレビ
>三重県の鈴木知事は、20日の会見で、新型コロナウイルスの患者や家族の家に、石が投げ込まれたり、壁に落書きされるなどの被害が三重県内であったことを明かしました。

患者の家族の家に石が投げ込まれたり、壁に落書きされたり。。
今までは犯罪者の家族に対してこういうことが良く行われてきて、いつも絶対にあってはならないことだと思ってきたが、コロナはいつだれが感染しても不思議ではないのに、なぜ患者や家族が、石持て、追われなければいけないのだろうか。
過激な行動を起こす人は明日は我が身と言う事の考えはないからこそ、石を投げ込んだりするのだろうが、発想が貧困すぎる。

府民も、どこのお店が営業していると通報するエネルギーがあるなら、行政に対して休業補償なり要求すればいいのに。
休業補償も支援も限定的では、お店だって生きるためには細々とでも営業をせざるを得ない。
その姿勢を、誰が責めることができるのか。
通報する人は本当に短絡的だ。
結果、庶民をいじめて行政をアシストしていることに気づいていない。

まずは行政が営業しなくても良いような手厚い補償をするべきだ。
休業補償も満足に出さず、支援もせず、営業しているお店を公表なんてことはあってはならない事だ。
きちんと補償をして、それでも営業を続けるお店があれば公表すればいい。

日本は、口は出すが金は出さない国で、国民も今になっても少しも進歩していない。
密告してお上に取り入ってそれが正義だと言うのか。
コロナで死ぬか、営業破たんをして死ぬか。
どちらにしても恐ろしいことになってきた。