2022年8月22日月曜日

内閣支持率16ポイント急落36% 発足以降最低 毎日新聞

 毎日新聞20、21の両日行った世論調査で、岸田内閣の支持率は36%不支持率は54%で、前の52%から16ポイント下落し内閣発足以降で最低となりました。
 内閣改造と自民党役員人事については「評価しない」68%「評価する」は19%でした。
 自民党と旧統一教会の関係に「極めて問題があったと思う」64%、「ある程度問題があったと思う」23%で合わせて9割弱が問題があったと答えました。
 政治家は旧統一教会との関係を絶つべきかについては、「関係を絶つべきだ」は86%でした。
 安倍元首相の国葬に「賛成」は30%で「反対」53%でした。
 岸田政権は何事もない?状態では支持率は漸増しましたが、新型コロナが大流行し、統一教会問題で国民が衝撃を受けた中でも、政府がまったく何の対処もしないままでいることに国民は怒りを見せました。ここまで明白に「ノー」を突きつけられる内閣も珍しいのではないでしょうか。
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内閣支持率16ポイント急落36% 発足以降で最低 毎日新聞世論調査
                             毎日新聞 2022/8/21
 毎日新聞と社会調査研究センターは20、21の両日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は36%で、7月16、17日の前回調査の52%から16ポイント下落した。昨年10月の内閣発足以降で最低となった。不支持率は54%で前回(37%)より17ポイント増加した。

 岸田文雄首相は8月10日に内閣改造と自民党役員人事を実施した。内閣改造後の調査で、支持率が改造前より低下するのは異例。今回の内閣改造と自民党役員人事については「評価しない」との回答が68%に上り、「評価する」は19%にとどまった。「関心がない」は13%だった。

 自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係に問題があったと思うかとの問いでは、「極めて問題があったと思う」が64%、「ある程度問題があったと思う」が23%で、合わせて9割弱が問題があったと答えた。「それほど問題があったとは思わない」は7%、「全く問題があったとは思わない」は4%で、問題がなかったとの回答は合わせて1割強だった。自民党支持層でも、7割超が問題があったと回答した。内閣支持率の急落は、閣僚ら政務三役や党役員と旧統一教会との関係が相次いで表面化したことが影響したとみられる。

 政治家は旧統一教会との関係を絶つべきだと思うかと尋ねたところ、「関係を絶つべきだ」は86%に上り、「関係を絶つ必要はない」は7%だった。自民党支持層でも「絶つべきだ」は77%で、「絶つ必要はない」の12%を大きく上回った。

 政党支持率は、自民党は29%で前回の34%から5ポイント減。その他の政党は、日本維新の会13%(前回15%)▽立憲民主党10%(同8%)▽共産党5%(同3%)▽参政党4%(同4%)▽国民民主党4%(同3%)▽れいわ新選組4%(同5%)▽公明党2%(同4%)――などで、「支持政党はない」と答えた無党派層は25%(同20%)だった。

 調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯536件・固定429件の有効回答を得た。【伊藤奈々恵】


安倍氏国葬に「賛成」30%、「反対」53% 毎日新聞世論調査
                             毎日新聞 2022/8/21
 毎日新聞と社会調査研究センターが20、21両日に実施した全国世論調査では、銃撃されて死亡した安倍晋三元首相の国葬についても聞いた。国葬に「賛成」は30%で、「反対」の53%を下回った。「どちらとも言えない」は17%だった。支持政党別で見ると、自民党支持層では「賛成」が66%で、「反対」の17%を上回ったが、公明党や立憲民主党、共産党の支持層や「支持政党はない」と答えた無党派層ではいずれも「賛成」が「反対」を下回った。
 国葬は9月27日に日本武道館で予定されており、経費は全額国費で賄われる。岸田文雄首相は国葬の必要性を強調しているが、立憲、共産両党などは反対しており、市民団体が国葬の差し止めを求めて提訴している。
 安倍氏は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と関係していることが明らかになったが、旧統一教会の問題で安倍氏に対する評価が「変わった」との回答は39%で、「変わらない」は60%だった。安倍氏は旧統一教会の友好団体の集会にビデオメッセージを寄せていたことが明らかになっている。【伊藤奈々恵】