2022年8月18日木曜日

萩生田政調会長は旧統一教会と“家族”同然のズブズブの関係

 第2次岸田改造内閣政調会長に就任した萩生田光一氏先の参院選で、生稲晃子氏への支援を要請するため、生稲氏を伴って統一教会(旧は省略 以下同)の関連施設を訪問していたことが明らかになりました。
 萩生田氏は統一教会との関係について、これまで意図したものではなかったと弁明していますが、統一教会の関係者は「実情は違う」と反論します。
 17日発売の週刊新潮によると、故安倍晋三氏の側近中の側近と言われた萩生田氏は09年衆院選で落選後、地元・八王子市の教団施設を月に1~2回のペースで訪れ、信者たちの前で「あなたたちのおかげで自民党は成り立っています私たちを当選させて下さい」などと講演したり、礼拝を兼ねた日曜日のバーベキュー大会にジャージ姿で駆け付けたりして、「家族同然」の付き合いをしていたということです。
 また統一教会の会長が出席したイベントに来賓として招かれたり、14年10月統一教会「多摩東京教区」主催イベントに出席来賓挨拶をしました。59歳になる萩生田氏が霊感商法で問題になった集団であることを知らない筈はないので、承知の上での付き合いと思われます。
 問題は本人が言うように「今後は一線を画くす」ことが出来るかどうかですが、ジャーナリスト鈴木エイト氏は萩生田氏は批判や追及をかわし、この先も統一教会との関係を続けていくつもりでしょう。『関係を切る』と表立って発言することもしないと思います。そんな発言をすれば、教団関係者の反感を買い怒りの告発を招く恐れがある」と見ています
 教団が政治家に近づくのは万一の時に教団を擁護させるのが最大の目的なので、弱みを握られた議員が簡単に足を洗うのは難しいのと思われます。そしてそれこそが統一教会の狙いなのでしょう。
 日刊ゲンダイが報じました。
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萩生田政調会長は旧統一教会と“家族”同然のズブズブ 生稲晃子議員の選挙支援も教団に懇願
                          日刊ゲンダイ 2022/08/17
 どう見てもズブズブだ。自民党の萩生田政調会長が、落選中に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の施設に頻繁に顔を出し、選挙支援を懇願。さらに、今年7月の参院選でも新人候補の選挙支援を旧統一教会に要請していたというのだ。これまで萩生田氏は、旧統一教会との関係について「意図したものでない」とスットボケていたが、もはや逃げられない。
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 17日発売の週刊新潮によると、萩生田氏は2009年衆院選で落選後、地元・八王子市の教団施設を頻繁に訪れ、信者たちの前で「あなたたちのおかげで自民党は成り立っています。私たちを当選させて下さい」などと講演していたという。教団関係者は新潮に「以前は、礼拝を兼ねた日曜日のバーベキュー大会にジャージ姿で駆け付けてくれた」「信者たちからすれば“家族”同然だと思っていた」と証言。萩生田氏は旧統一教会と相当、親密に違いない。
 7月の参院選では、自らが擁立を主導し当選した元おニャン子クラブの生稲晃子参院議員と共に市内の関連施設を訪ね、支援を要請。萩生田氏も生稲氏もこの事実を認めたという。
 さらに、萩生田氏は旧統一教会の会長が出席したイベントに来賓として招かれていたことも分かっている。日本テレビの番組によると、萩生田氏は14年10月、旧統一教会の「多摩東京教区」が主催したイベントに出席。イベントの式次第には、来賓挨拶者として萩生田本人の名前が記されている。当時の徳野英治会長が駆けつけており、旧統一教会にとっては重要なイベントだったという。萩生田側は日テレに「宗教的なイベントとは存じ上げなかった」と答えているが、極めて怪しい。
 萩生田氏はこれまで「(旧統一教会の)関連団体のイベントに出席した」「特別、承知の上でお付き合いをしているというのではなく、地元の皆さんの中にそういう関係者がいたのかもしれない」と発言。あくまで、参加したのは関連団体の会合だったと強調していたが、旧統一教会そのものが開催したイベントに出席したばかりか、関連施設で選挙支援をお願いしていたのだ。「知らなかった」は通用しないだろう。

果たして関係を切れるのか
 岸田首相は、10日の内閣改造に際し、「統一教会との関係を点検し厳正に見直すよう指示した」と、閣僚や党役員に旧統一教会との関係の“清算”を要請。萩生田氏も教団との関わりについて「一線を画す」と言っていた。果たして、本当に関係を切るのか。旧統一教会の問題を追及してきたジャーナリスト・鈴木エイト氏はこう言う
「現在、明らかになっているのは、萩生田氏側から統一教会の関連団体への会費支出や、元信者の証言といったレベルです。萩生田氏は批判や追及をかわし、この先も統一教会との関係を続けていくつもりでしょう。『関係を切る』と表立って発言することもしないと思います。そんな発言をすれば、教団関係者の反感を買い、怒りの告発を招く恐れがある。萩生田氏にとって何のメリットもありませんから、今後も統一教会との関係を続けていくつもりではないでしょうか

 切っても切れない関係のようだ。