「そりゃおかしいぜ第三章」氏が、G7会合で、安倍首相が一人ポツンと遠く離れたソファーに座っている写真を取り上げ、日本が、他国から信頼も信用もされない国家になった象徴的な風景と言えるとしています。
日本は、G7でまとめられた「海洋プラスチック憲章」に対し、海洋国でありながらアメリカとともに署名しなかったということです。ここでもアメリカに準じる日本の姿が明らかになりました。
ブログ:「そりゃおかしいぜ第三章」と、海洋プラスチック憲章に関する3本の記事を紹介します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして誰にも信用されず、相手にもされなくなった安倍晋三外交
そりゃおかしいぜ第三章 2018年6月11日
上の写真は、G7の控えでの首脳たちの会話する状況である。G7そのものが、欧米先進国首脳の集まりでサロン的集まりではあるが、世界経済をけん引するものでもない。あくまで、世界の資源と富をいち早く取り込み繁栄した国家と言える。日本もアジアでいち早く近代化を、周辺国への侵略などで成し遂げている。G7はそれを巣した国家の自己満足と、優越性と一種の陶酔感によって冷戦下に始まった集まりである。
G7は首脳たちが話し合う事でこそ、存在感を持つ会議である。今回のG7は、アメリカオンリーのトランプを説得することが目的の一つであった。上の写真はそうした話し合いから離脱し、席を離れた安倍晋三をとらえた写真である。トランプを支援するわけにもいかない日本を、アメリカの影に隠れた存在と国家の意味すら薄らいでいる日本である。他国から信頼も信用もされない国家になった象徴的な風景と言える。
更に、年間800万トンにもおよぶプラスチックごみが海に捨てられ、漁業活動や生態系にも大きな影響を及ぼすことが懸念されているが、G7は拡大会合を開き協議し、「プラスチックごみの問題は世界全体の課題として対処する必要がある」と指摘した上で、海洋保護と持続可能な漁業の実現、沿岸部のコミュニティへの支援などを各国に促す「海洋プラスチック憲章」をまとめたが、海洋国の日本とアメリカは署名しなかった。
何処までもアメリカのコバンザメ状態になり下がった日本である。平昌オリンピックでは、北朝鮮の高官たちと同席しながら、だんまりを決め込んでいる安倍晋三である。異次元の経済制裁一本やりの安倍外交では、おめおめ挨拶もできなかったのであろうが、今や力関係は完全に逆転し、北朝鮮に無視され慌てる安倍晋三である。
世界を俯瞰する外交と言いながら、50兆円もの金をばら撒くだけで、最近隣の韓国と中国には足すら向けることのない、安倍外交の失態のツケである。
G7でプラスチックごみの海洋汚染問題協議、日本署名せず
TBSニュース 2018年6月10日
カナダで開催されていたG7=主要7か国首脳会議で、プラスチックごみによる海洋汚染の問題が協議され、具体的な対策を各国に促す合意文書をとりまとめましたが、日本とアメリカは署名しませんでした。
現在、年間800万トンにもおよぶプラスチックごみが海に捨てられていて、漁業活動や生態系にも大きな影響を及ぼすことが懸念されています。G7の拡大会合は9日、この問題について協議し、「プラスチックごみの問題は世界全体の課題として対処する必要がある」と指摘した上で、海洋保護と持続可能な漁業の実現、沿岸部のコミュニティへの支援などを各国に促す「海洋プラスチック憲章」をまとめましたが、日本とアメリカは署名しませんでした。
日本政府関係者は、「プラスチックごみを減らしていく趣旨には当然、賛成しているが、国内法が整備されておらず、社会にどの程度影響を与えるか現段階でわからないので署名ができなかった」としています。
プレスセンターの付近では、各国首脳のマスクをかぶった人たちによる抗議活動が行われ、G7は環境問題に対する取り組みが不十分だと批判しました。
魚4割、体内に微細プラ取り込む 国内各地の海や湖で確認
共同通信 2017年9月5日
海に漂う微細なマイクロプラスチックを体内に取り込んだ魚が東京湾や大阪湾、琵琶湖など国内の広い範囲で見つかり、調査した魚全体の4割に上ったとの結果を、京都大の田中周平准教授(環境工学)らのチームが5日までにまとめた。
マイクロプラスチックは、レジ袋やペットボトルなどが紫外線や波で砕かれてできた大きさ5ミリ以下のごみ。汚染は世界の海に広がっているが、日本も深刻な状態にあることが示された。環境中の化学物質を吸着しやすいため、田中准教授は「魚など海洋生物への影響を調べる必要がある」と話す。人が食べた場合は体外に排出されるとみられている。
レジ袋を飲み込んで「死んだクジラ」が発する人類への警告
ライフスタイル 2018年6月7日
重さ約8キロに達するレジ袋を飲み込んだクジラがタイで死んだ。このゴンドウクジラはタイ南部のソンクラーの近くの運河で5月28日に発見された。レジ袋を取り除いて命を救おうと、海洋海岸資源局(MCRD)が救助措置を行なったが、どの努力もむなしくクジラは6月1日に力尽きた。
その後の解剖で、胃袋に80枚のレジ袋が入っていたことが判明した。救助隊員が取り除くことができたレジ袋はわずか5枚だった。
ゴンドウクジラは通常イカをエサとしているが、タコや魚なども食べることがある。エサと勘違いして飲み込んだレジ袋が消化管に詰まり、餓死に至ったのだ。
(後 略)