湯の町湯沢平和の輪は、今年も湯沢町に対して、町の非核平和の取り組み関する提案と要請を行いました。
6月5日、湯沢町町長と湯沢町教育長に対して下記の提案・要請書を提出しました。
遅くなりましたが報告します。
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町の非核平和の取り組みに関する提案・要請について
2010年6月に非核平和都市宣言を行って以降、「非核平和宣言のまち」として様々な取り組みを重ねてこられたことに対し敬意を表します。
町がこれまでの実績と経験を土台に、さらに充実した非核平和のための取り組みを進められることを心から期待して下記のことを提案・要請しますので、実現に向けてご検討下さるようよろしくお願い致します。
記
1 『湯沢町まちづくり基本条例』の「第4章 連帯と協力 第12条(コミュニティ)」の3項に「町は、コミュニティの自主性及び自立性を尊重しながら、コミュニティに関する施策を推進し、必要に応じて支援することができる。」とあります。
当コミュニティ(「湯の町湯沢平和の輪」)の存在と活動について、どのように評価しておられるのか、またどのように“連帯と協力”を推進していこうと考えておられるのか、お聞かせいただければ幸いです。
2 核兵器の廃絶を目指し「ヒバクシヤ国際署名」が世界的な規模で取り組まれ、国連では核兵器禁止条約交渉会議が開催されるなど、非核平和に向けての希望ある流れが進展しています。
かねてから懸案となっている、8月の広島平和記念式典への湯沢中学校からの生徒派遣を、今年こそは実現していただきたいものと考えています。是非積極的にご検討ください。
3 今年は「平和憲法」とも呼ばれる目本国憲法が施行されて70年という節目の年に当たります。
8月14日に行われる町の成人式に際して、憲法がこの国の主権者として社会的に自立していく新成人の支えとなっていくよう、町としての具体的な応援手立てを、これまでの経験を踏まえて検討されるよう要請します。
昨年提案させていただいた、日本弁護士会作成のフリーファイル『目本国憲法(一枚辞典)』の活用はどうだったでしょうか。町としての取り扱い経過などお聞かせください。
4 毎年8月の原爆パネル展示の実施、3年周期での平和教育講演会の開催など、非核平和の取り組みが定着してきたことは素晴らしいことだと喜んでいるところです。こうした取り組みをより充実させ、さらに広く浸透させていくための新たな創意工夫が大切なことと思われます。
事前の案内に加えて、原爆パネル展を見ての町民の感想や平和教育講演会に参加しての湯中生の感想を『広報ゆざわ』に掲載するなどして、町の非核平和の取り組みが生き生きと町民の伝わり、町民みんなのものとなるよう一層のご努力を期待するものです。ご一考ください。
2017年6月5日
湯の町湯沢平和の輪
湯 沢 町 長 様
湯沢町 教育長 様