2018年6月9日土曜日

トランプ氏 「安倍首相が数千億円を献上」と記者団に暴露

 日本時間8日午前1時過ぎから行われた日米首脳会談後の共同記者会見で、安倍首相は北朝鮮問題への対応について、「日米は常にともにある。~ トランプ大統領は『われわれの制裁は非常に強力だ。北朝鮮が行動するまで制裁を解除しない』と述べ、日米は完全に一致している(NHK)」と、例のごとく「日米は完全に一致している」ことを強調しました。
 そしてトランプ氏が米朝会談で拉致問題を提起すると約束してくれたことに感謝すると述べ、「最終的には私と金正恩委員長とで直接協議していく決意である」という、極めて当然のことを『初めて』表明しました。
 
 その背景には、トランプ氏に金氏との会談で拉致問題に深入りされると、これまで国民に秘密にしていたことが暴露されるおそれがあるため、トランプ氏には拉致問題に関して「日朝会談の提起」に限定して依頼したという事情があります。これまではあたかもトランプ氏が拉致問題を解決してくれるかのような言い方をしていたのに、土壇場になっての「豹変」です。この問題でも、安倍氏特有の隠蔽とウソが存在している訳です。
 
 日本はこのところ、北朝鮮が忌避して止まないドルトン並みの「北朝鮮が完全不可逆的な核廃棄を実行するまでは制裁を解除すべきではない」との主張を繰り広げていて、業を煮やした北朝鮮からつい最近「日本は、解決済みの拉致問題について騒ぐ前に、過去の罪悪をまず謝罪し、賠償すべきだ。大勢に逆行して誤った行為に明け暮れるなら、与えられるのは日本外しだけだ」と厳しく批判されたばかりです。
     ⇒ (18年6月6日) 金正恩氏に最悪の反応をさせた安倍政権 
 
 言われてみなければ気付かないというのは愚かというしかありませんが、ここに来て北朝鮮から交渉の道さえ閉ざされてはさすがに立つ瀬がありません。
 そこで、日朝間の交渉の取次だけでもトランプ氏に頼みたいというのが、安倍首相の当面の願いとなったわけです。それで河野外相まで帯同して「トランプ詣で」をしたのですが、実はそんなことを気安く頼める間柄ではなかったようで、「莫大な貢物」を準備する必要がありました。
 
 会談後の記者会見で安倍首相はそんなことはおくびにも出しませんでしたが、トランプ氏は記者団に、安倍首相が「戦闘機やボーイング製航空機、多種類の農産物など数十億ドル(数千億円)規模の米国製品を新たに購入ほかに、ミシガン、ペンシルバニア、オハイオの各州設する自動車工場への投資にも応じた(ロイター通信)」、話しました。それが「数千億円(プラス 数千億円)」の手土産の内容です。
 トランプ氏の赫々たる戦果ですから、彼がそれを公開するのは当然のことですが、困ったのは日本政府で、予め緘口令を敷いていたのか、NHKは勿論、新聞各紙もそのことを報じようとはしません。8日に報じたのは日刊ゲンダイのほかはTV朝日のモーニングショウ(それにロイター通信)だけと言われています。
 
 安倍政権の不始末を処理するために、国費・数千億円(プラス数千億円)を使うのですからどんなに恰好が悪くても国民に隠すなどは論外で、それでは「売国奴」と呼ばれても仕方がありません。
 TV朝日の番組には例によって安倍政権代弁者の田崎史郎氏が登場して、「それはトランプが勝手に言っていることで、ウソ」と火消しに回っていますが、ウソならば同席した安倍首相が否定すれば済む話です。
「ウソつき(吐き)」は安倍首相と田崎氏の方です。
 
 日刊ゲンダイとまるこ姫の独り言の記事を紹介します。
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日米首脳会談後にトランプ暴露 安倍首相が数十億ドル献上
日刊ゲンダイ 2018年6月8日
 12日にシンガポールで行われる米朝首脳会談を目前に、トランプ大統領がまた“迷走”だ。
 トランプ大統領は日本時間の8日未明に行われた日米首脳会談後の共同記者会見で、米朝首脳会談で、朝鮮戦争(1950~53年)の終結合意に調印する可能性があると明らかにした。
 トランプ大統領は今秋の米議会中間選挙や2020年の自らの大統領再選に向けて、「歴史的偉業」をアピールすることで頭がいっぱいだ。
 
 そこで目を付けたのが、朝鮮国連軍と北朝鮮、中国の間で休戦状態にある朝鮮戦争の「終結」だ。朝鮮国連軍の司令部は今も韓国・ソウルにあり、在韓米軍のブルックス司令官が同軍司令官を兼務している。
「戦争終結」となれば、朝鮮国連軍は撤退しなければならないが、実動部隊は常駐しておらず、実態はない。「朝鮮戦争終結」はトランプ大統領にも、金正恩委員長にも受け入れやすい「歴史的偉業」というわけだ。
 
 一方、安倍首相は会見で「トランプ氏は北朝鮮が(非核化に向けて)行動するまで制裁を解除しないと言っている。日米は完全に一致している」と胸を張ったが、その裏でトランプ大統領に莫大なプレゼントをしていたことが発覚した。トランプ大統領が同じ記者会見で「安倍総理は先ほど軍用機や航空機、それに農産物など数十億ドルに上る米国製品を購入すると約束した」と暴露したのだ。
 一体どれだけの血税をドブに捨てれば気が済むのか。こういうヤカラを「売国奴」と言うのだ。 
 
 

拉致問題を議題に挙げる代わりに軍用機・航空機・農産物等数千億円分を購入する事が発覚

まるこ姫の独り言 2018年6月8日
やっぱりね。
今日のモーニングショーを見ていたら、6月12日に開かれる米朝首脳会談が一番のメインの様で、パネルが出て来て解説をしていたが。
ゲッ、田崎スシローが出て来た。

最近見ないので安心していたら、日米首脳会談の話の時の出演者の1人になっていた。
また、安倍首相の方向からのものの見方をするぞと思って見ていたら、やっぱり、安倍首相の代弁者だった。
吉永や玉川が政権にとって都合の悪い事を言わないように、スシローを出演させたのか。
最近のモーニングショーは変だから。
 
  TV朝日 モーニングショウ 動画 ⇒  https://youtu.be/Qia07dQu4ZM 

その前に今日行われた日米首脳会談の話。安倍首相とトランプ大統領の共同記者会見の中で、安倍首相がトランプ大統領に向けてとんでもない話をしていた事が判明した…

田崎が一生懸命、安倍首相を弁護している。
トランプ
>安倍総理は、軍用機・航空機・農産物など数千億円の製品を購入すると話した
 貿易赤字削減へさらなる投資を求める
 
田崎スシロー
>前から言われている事で、トランプが勝手に言っている。
 中間選挙を睨んで言っている、中身は空虚。
いつもの大言壮吾だと言い募るが。
吉永
>お願い事を言いに言って、トランプに具体的な事を語られた。
 
玉川
>トランプが勝手に言っている事ではない。。。
>(トランプは)安倍総理が私たちに言ったんだよ。ちょっと前に。
>安倍さんが横にいる場で言っていますから。違うなら違うと言わなければいけない。
やっぱり、田崎スシローと、吉永・玉川とは全然噛み合わない。
中に入った、太田が中間的な落としどころで収めていたが。。
いつものことながら、田崎スシローの安倍首相擁護が過ぎる。
まるで安倍首相からの口移しのような感じで、さすが幇間
ネトウヨ気質なのか、よほど甘い思いをしているのか。。。。
玉川
>日本って長期的ビジョンを作ることが下手なのではないか。
中長期的な国のかじ取りをやっているようには見えない。
 
田崎
>それは玉川さんが見えないだけでやっているんですよ。
ここでも、田崎スシローと吉永・玉川は噛み合わない。
田崎が出てくると、せっかくの良識での議論が、どんどん壊されていく。
スシローには出ないで欲しいが、どうもメディアは、「公平・中立」を曲解しているとしか見えない。
常識人が出演したら、必ず政権擁護者を入れて、番組を滅茶苦茶にする。
それが真の意味で「公平・中立」なのだろうか。。。
(太字強調や青字強調は全て原文のままです 事務局)