2018年9月9日日曜日

日本の「超富裕層」が激増 東京都が3位に

 米調査会社ウェルス-Xが公表した世界の超富裕層(保有資産3000万ドル=33億円以上)に関する年次報告書によると、東京都在住の超富裕層数は6800人で、香港、ニューヨークに次いで3位でした(大阪は2700人で10位)。
 因みに2年前のランキングでは東京は2035人で6位だったので、僅か2年間で4700余人も増えたことになります。
2016年6月25日) 超富裕層が住む「世界の都市ランキングトップ10」~
 
 世界の超富裕層は年々増加(昨年比13%増)していて、経済の安定的な成長、堅調な資産市場と株価の大幅な上昇、為替相場の安定といった数多くの要因によるということです。
 日本の場合は輸出産業は好調ですが経済成長はゼロに等しいので、ひとえに、アベノミクスによる株の買い支えを利用した金持ちたちの株の売買による大儲けが、それらの億万長者を生み出したものと思われます。
 アベノミクスが生み出した富裕層と貧困層の2極化を端的に示すものです。
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「超富裕層」人口の世界一は香港、日本の2都市もトップ10入り
Forbes JAPAN 2018年9月8日
保有資産3000万ドル(約33億円)以上の世界の「超富裕層」の人口は昨年、前年比でおよそ13%増加し、25万5810人となった。経済の安定的な成長、堅調な資産市場と株価の大幅な上昇、為替相場の安定といった数多くの要因が影響したと考えられる。
米調査会社ウェルス-X(Wealth-X)が先ごろ公表した世界の超富裕層に関する年次報告書によると、これら25万5810人が保有する資産は、合計315億ドル(約3兆4840億円)を上回っている。
長年にわたり、「億万長者」を生み出してきたのは主に北米だった。だが、報告書によれば、いまやより多くの富豪が誕生しているのはアジア地域だ。中国経済の着実な成長により、同地域の超富裕層の人口は昨年、前年比19%増を記録した。北米での増加率は、その2分の1ほどにとどまっている。
 
ニューヨークが首位陥落
超富裕層の人口は昨年、香港がニューヨークを追い抜き、初めて世界で最多となった。前年比で31%増加、およそ1万人に上っている。2位にランクを下げたニューヨークでは、約8900人だった。
3位につけたのはもう一つのアジアの都市、東京だ。約6800人が超富裕層の一員となっている。また、欧州の都市でトップとなったのは、およそ4000人を数えた5位のパリだった。
以下、昨年「超富裕層」人口が最も多かった世界の10都市を紹介する。
 
1位:香港/1万人
2位:ニューヨーク/8900人
3位:東京/6800人
4位:ロサンゼルス/5300人
5位:パリ/4000人
6位:ロンドン/3800人
7位:シカゴ/3300人
8位:サンフランシスコ/2800人
9位:ワシントンD.C. /2700人
10位:大阪/2700人