2018年9月24日月曜日

「オール沖縄」大集会に8000人 故翁長知事・夫人も

 22日、那覇市・新都心公園で開かれ「オール沖縄」「うまんちゅ大集会」には、断続的に雨が降る中、8000が集まりました。
 参加者は、国家権力総動員の相手候補に打ち勝ち、何としてもデニー候補を勝利させようと誓い合いました。
 故翁長知事の奥さんもあいさつし、「頑張りましょうね。ぬちかじり(命の限り)」と訴えました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「デニー勝利」なんとしても 「オール沖縄」大集会に8000人
翁長氏遺志継ぎ 辺野古新基地必ず止める
しんぶん赤旗 2018年9月23日
 最終盤を迎える沖縄県知事選(30日投票)で、名護市辺野古での米軍新基地を絶対に造らせないという翁長雄志知事の遺志を継ぐ「オール沖縄」の玉城デニー候補の必勝に向けて22日、「うまんちゅ大集会」が那覇市・新都心公園で開かれました。断続的に雨が降る中、8000人の参加者は、国家権力総動員の相手候補に打ち勝ち、何としてもデニー候補を勝利させようと誓い合いました。(玉城デニー候補の訴え要旨・下掲
 
 デニー候補は「翁長知事は平和と経済を両立させるとおっしゃっていた。私たちは平和を希求する行動、理念を決してやめてはいけない。辺野古新基地建設はその理念と真っ向相反するものです。辺野古に新しい基地は絶対に造らせない」と揺るぎない決意をみなぎらせました。さらに、「普天間(基地)は閉鎖・返還です。戦争で奪われた土地は沖縄県民に返すべきです」とし、「日本政府から、アメリカから、沖縄をウチナーンチュ(沖縄県民)の手に取り戻す」と訴えました。
 
 「ヌチカジリチバラナヤーサイ(命の限り頑張りましょう)」との翁長知事の肉声音声が流され、デニー候補が「ウチナーグスーヨー(県民の皆さん)、マキテェーナイビランドー(負けてはいけません)」と声を響かせると、瞬く間に「デニー」コールと拍手に包まれました。
 集会には、翁長知事の妻・翁長樹子(みきこ)さんが参加。何度も言葉を詰まらせながら、懸命に声を絞り出してデニー候補の勝利を訴えました。(翁長樹子さんの訴え・下掲
 
 「うまんちゅ大集会」では、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員ら沖縄選出議員が紹介されたほか、共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の福山哲郎幹事長、社民党の福島瑞穂副代表、自由党の森ゆうこ幹事長代理ら野党国会議員も参加し、一緒にがんばろうを三唱しました。
 
写真
(写真)手をつないで、デニー候補勝利のためがんばろうと唱和する人たち=22日、那覇市

 
辺野古新基地 絶対阻む デニー候補の訴え(要旨)
 しんぶん赤旗 2018年9月23日
 私たちは、沖縄のためなら、沖縄の将来のためなら、沖縄の子どもたちのためなら、思想信条を乗り越えて、右も左も関係ない。みんなで一つになって大きな力を発揮することができる。これが、翁長知事が残してくれた未来への確かな遺言だと思います。私は、「イデオロギーよりアイデンティティー」という翁長知事の理念を全うして貫いてまいります。
 今日お集まりのみなさんと改めて約束をしたいと思います。私たちが安らかに生活をするためには、平和でなければならないということです。翁長雄志知事は、平和と経済を両立させる。そのことをしっかりおっしゃっていました。辺野古の新基地建設はその理念と真っ向から相反するものです。辺野古に新しい基地は絶対に造らせない。そのことを改めて約束しましょう。
 普天間第二小学校の子どもたち。昨日、誘導員がいなくなり、これからは学校の先生が、飛んでくるヘリの真上なのか、それとも飛んでこないのか、シェルターに逃げるか逃げないかを判断しなさいと言っています。
 こんな小学校が世界のどこにあるのですか。普天間基地は閉鎖・返還です。戦争で奪われた土地は、沖縄県民に返すべきです。
 私たちはこの県知事選で改めて誓いましょう。この選挙で玉城デニーとともに日本政府から、アメリカから、沖縄を取り戻す。ウチナーンチュの手に取り戻す。青空を子どもたちのために取り戻す。そのことをしっかり誓いましょう。
 今日は県外からも大勢の方々が来ていただいています。皆さんが私の手を握って「頑張りましょう」と言ってくださいました。それはなぜか。沖縄の県知事選の勝利が自分たちの明日の勝利につながると信じているからです。私たちでこの県知事選、勝利しましょう。
 ウチナーグスーヨー、マキテェーナイビランドー!(沖縄県民の皆さん、負けてはならないぞ)。
 
 
県民を愚弄する日本政府 負ける訳にいかない
「オール沖縄」大集会 故・翁長知事の妻 樹子さんが訴え
しんぶん赤旗 2018年9月23日
 泣かずにしゃべれる自信がありません。本当にたくさんの方に支えていただいて必死に頑張りましたが、(翁長雄志は)8月8日に急逝いたしました。ひと月半になります。正直、翁長が亡くなって、頭の中では理解しているつもりなのに、心がなかなか追いつきません。洗濯物を畳んでいるだとか、ご飯を出したときに突然、「あっそうだパパ」って顔を上げちゃうんですよね。
 そしたら遺影の翁長がいつも笑っているの。「ばかだなあ君は」って言って。翁長が恋しいです。あの笑顔がもう一度見たい。あの笑い声がもう一度聞きたい。でも、かなわない。
 
 この選挙は正直言って翁長がいつも言っていたように、みんな同じウチナーンチュ(沖縄の人)だから、みんな一生懸命考えてみんなが出した結論はもうそういうことなんだということで、私は今回、本当は静かに皆さん県民の一人ひとりの方が出す結論を待とうと思っていました。
 ところが、日本政府の方のなさることがあまりにもひどいから、たった140万人の(日本の)1%しかない沖縄県民に、「オールジャパン」と称して、政府の権力を全て行使して、私たち沖縄県民をまるで愚弄(ぐろう)するように押しつぶそうとする。民意を押しつぶそうとする。何なんですかこれは。
 
 こんなふうに出てくるというのは正直、とても躊躇(ちゅうちょ)しました。でももう、何だか翁長が「もう仕方がないな、みんなで頑張らないといけないから君も一緒になって頑張っておいで」と言ってくれたような気がして、今日はこの場に立っております。
 この沖縄は翁長が心の底から愛して、140万県民を本当に命がけで守ろうとした沖縄です。(日本政府は)県民の心に1ミリも寄り添おうとしない。申し訳ないけど、私は譲りたくはありません。いまデニーさんの話を聞いて、よかった、うちの人の心をデニーさんが継いでくれるんだと思ったら涙が止まりません。
 
 残り1週間です。簡単には勝てない。それでも簡単には負けない。翁長がずっと言っていた、私たちウチナーンチュの心の中をすべてさらけ出してでも、マグマを噴き出させてでも、必ず勝利を勝ち取りましょう、みなさん。頑張りましょうね。ぬちかじり(命の限り)。ぬちかじりですよ。よろしくお願いします。