2019年3月28日木曜日

28- 安倍晋三が皇太子に「安」の新元号を強要と(世に倦む日々)

「世に倦む日々」氏が、新元号に「安」を入れるようとする安倍首相の策動を糾弾する3度目の論文を発表しました。
 同氏は「安倍晋三の独裁には歪んだコンプレックスと幼稚で未熟な人格が反映されている」と指摘したうえで、NHKを通じて、国民に新元号に「安」が含まれても違和感が持たれないように「刷り込み」を行わせているだけでなく、傲慢にも、NHKの7時のニュースを通じて、「安倍晋三がを諦めてないことを東宮と皇居に知らしめようとしていると批判しています。
 
 そういえば新元号問題を取り上げた27日のテレビ朝日番組でも、新元号の例として「安」を含む例がいくつも表示されていました。「刷り込み」のために行われているのは言うまでもありません。
 
 安倍晋三がどこから見ても .能力的にも性格的にも. 激しく劣化している人間であることは、元号に自分の姓を取り入れるというような、国に対する冒涜が何のためらいもなく行えるということで証明されています。
 あってはならないことで、その程度の人間が自己顕示欲から「安」を元号に入れるようとすることを周囲は誰も阻止できないのでしょうか。
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安倍晋三が皇太子に「安」の新元号を強要 - ゲンダイのスクープ 
世に倦む日々 2019年3月26日
新元号の決定と発表まで一週間を切り、マスコミの関心も一段と高まっている。昨日(25日)、NHKの7時のニュースを見ていたら、ある企業が社内の事務処理を新元号に切り替える準備をしている場面があり、「安明」というダミーを使った模擬の改変作業に勤しんでいた。NHKは相変わらず「安」の字の新元号の刷り込みに余念がなく、一週間後に迫ったこの時期でも「安」入り元号がデフォルトで第一候補のように報道している。それに対する批判や懸念が国民の中で明確に高まっている状況でも、なお堂々と「安」をシミュレーションで示威してくるところに、(NHKのオーナーである)安倍晋三の歪んだ性格や動機がよく表れていると考えてよい。単に「安」の字を入れるぞという執念が示されているだけでなく、嫌がらせと当てつけが含意されている。反安倍の視聴者が「安」の字にアレルギー拒絶反応を起こしている事実を承知の上で、面白がって嗜虐的にやっているのである。NHKの7時のニュースは安倍晋三の番組であり、企画も制作も編集も安倍晋三が支配している。北朝鮮中央テレビのニュース番組と同じだ。 
 
弱者や反対派の精神を痛めつける嗜虐的な嫌がらせの権力行為。これは安倍政治のスタイルとパターンを特徴づける一つの要素で、具体的には沖縄の辺野古基地の手法に典型的に表れている。そのこと、あらためて指摘するまでもないだろう。沖縄県民の気持ちを逆なですることを、快楽に感じ嘲弄しながら追求しているのであり、虐待を繰り返し行うことで愉悦感を覚えているのである。こうした病的な属性は、安倍晋三の強権政治を7年間も見続けてきたわれわれには周知の事柄で、常識の範疇だが、安倍晋三の独裁には歪んだコンプレックスと幼稚で未熟な人格が反映されているそこにはサディズムへの依存症体質がある。そしてまた、25日のNHKのトップニュースに組んだこの報道発信は、東宮と皇居に向けられた狙いもあることをわれわれは考えるべきだろう。東宮と皇居はNHKの7時のニュースを必ず見ている。安倍晋三が「安」を諦めてないことを、東宮と皇居に知らしめているのであり、その暴挙に抵抗している東宮と皇居に対して、NHKを使って暗に嫌がらせをしているのである。
 
同じ25日、日刊ゲンダイが「新元号、安倍、皇太子に『安』入り伝達」と大見出しを打った記事を書いて話題になった。この記事はジャーナリズムとして秀逸だ。私は普段あまり日刊ゲンダイに注目することがないが、この記事と見出しはタイムリーで画期的だと評価できる。大衆の注意を惹く見出し表現で、要点を衝いたセンセーショナリズムが配置され、販売部数にも貢献したと推測される。大手マスコミが忖度して書かない重要な問題に踏み込んでいる。刮目させられるのは、次の「宮内庁関係者」によるリークが紹介されていることである。引用しよう。「実は、すでに皇太子さまに『安』の文字を使った元号案を提示したという話もあります。総理は2月22日に東宮御所を訪れ、皇太子とサシで30分ほど異例の面会をしていますが、その時に(略)『安』も含まれる元号案を示したというのです。それに対して皇太子さまがご意見を言うことはなく、『みなさんでよくよく相談してください』というような対応をされたようです」。この証言は重要で、スクープと言ってもいい。官邸は苛立っているだろう。
 
重要なのは、「宮内庁関係者」の証言が裏取りされている事実だ。私はこの証言を信用する。おそらく、宮内庁職員の中に、安倍晋三による恣意的で僭越で非常識な新元号の私物化や、皇室の権威と伝統を蔑ろにする傲慢な態度に反発している一部がいて、その者が匿名でゲンダイに情報提供したのだろう。彼らは皇室と政府の動きの一部始終を間近で見て知っている。この「宮内庁職員」の証言を、タブレット紙のガセネタと見るかどうかは読者の自由だが、私は真正の告発だとする見方に立つ。安倍晋三と現在の皇室との関係(緊張-齟齬)を考えたとき、非常に信憑性があって辻褄が合うからだ。よく本質を捉え、時機を得た絶妙の記事を書いた。ファインプレーの報道だ。親譲りの、親以上にリベラルな思想信条を持つ皇太子にとって、安倍晋三の新元号決めの策動と跳梁は迷惑そのもので、受難を強いられる身となってさぞかし苦痛だろう。安倍晋三が諡号(おくりな)を与えるゴッドファーザーになるのである。ただでさえ悩みが多く、不安と心配ばかりの皇位継承なのに、この面倒な問題に巻き込まれるのは本当に迷惑に違いない。
 (中 略)
西安を訪れた外国元首の中で特別な存在が二人いて、平成天皇とビル-クリントンだった。あの城壁の最も重要な方角と場所である西門の傍らに、ここに日本の天皇が立ったという記念碑まで作って置いていた(サイズは大きくない柱碑だが)。私が訪れたときは、中日友好がまだ現地に残っている最後のときだったけれど、今はどうなっているだろう。中日友好の蜜月のとき、まだ経済大国になる前の中国で、日本の天皇が中国の古典から名前を採り、元号を選ぶ慣習と伝統は、中国の人々にとって心地よいもので、両国の深い繋がりを実感させるものだった。あまり深読みしすぎるのもよくないが、NW9の報道を見ていると、新元号は従来どおり漢籍から選ぶのではないかという気にさせられる。中国古典から採掘する方式で選定が進んでいるのであれば、25日のNW9はその露払いの意味をなすものだ。一つの仮定の想像として、2月22日に安倍晋三が東宮に出張ったとき、日本の古典がよいか、中国の古典がよいか、皇太子の希望を聴いた可能性があるだろう。
 
日本会議の安倍晋三のことだから、今回は日本の古典に変えたいと思うがどうだろうかと、了承を無理強いする言い方で皇太子に迫ったのではあるまいか。そこで皇太子が毅然と、伝統を破るのはよくないと意見を言い、日本会議の野望を挫く正論の一撃を放ったのかもしれない。あくまで想像ではあるが。いずれにせよ、中国の古典からの採択になったとしても、安倍晋三は「安」の字挿入を諦めておらず、皇太子がうんと言うまでしつこく日参し、「安」の新元号をねじ込んで押し切る意向だろう。絶対に阻止しないといけない