23日の夜 開会式が始まって早々、SNS上で「史上最もしょぼいオリンピック開会式」、「なんやこのダサい開会式…」などと酷評する意見が出たということです。
「2ちゃんねる」創設者の西村博之氏は、ABEMA・TVにリモート出演し、「安っぽいな」「お金かかってない感じがすごい伝わって・・・」と感想を述べています。
また2回のオリンピックに体操選手として参加した元銀・銅メダリストの池谷幸雄氏は、「国際イベントとしては、地味で寂しい印象というのは否めません」と、遠慮がちに感想を述べています(AERA)。
海外紙の中からも、“ぐっと控えめにしたことで しょぼい開会式に”←『ヒンドゥ・タイムズ』(インド)、 “呪われた東京五輪”←『アイリッシュ・タイムズ』(アイルランド)、“絶望的なほど悲しい開会式”←『テレグラフ』(イギリス)などと、冴えない言葉がたくさん見つかるということです(BIGLOBEニュース)。
TVプロデューサーのデーブ・スペクター氏(在日米人)は、当日午後8時から日付が変わる間際まで開会式の一部始終を見ていたそうで、つぎのような辛口のジャッジを連発しています。
「驚きもときめきもない」「想像以上にひどかった」「正月の通販のおせちと同じ、中身はスカスカ」「ステージも何も作りこんでない」「一体何年 準備しているのか」「これ予算いくらなの? 中抜きがひどすぎるよ。けち臭いし」云々。そして総合点は30点。内訳はパフォーマーは頑張ってたからその分の20点と、夜遅くまで頑張ってた子供たちに10点プラス、ということでした(東スポ)。⇒・デーブ・スペクターが五輪開会式を酷評「通販のおせち」「予算いくら? 中抜きひどいよ」(東スポ 7月24日)
このデーブ氏の発言をタイトルに持ってきて、この開会式の「しょぼさ」を取り上げたのが「まるこ姫の独り言」と「くろねこの短語」でした。
・デーブもドン引き五輪開会式、私もショボすぎて40分でチャンネル替え(まるこ姫の独り言 07.24)
・「7年間準備して、これ?」(デーブ・スペクター)・・・この一言が開会式のすべてを物語る!!& ~? (くろねこの短語 7月24日)
ところで本ブログで時々紹介している「世に倦む日々」氏はツイッターでの発信もされてて、その一部はブログ記事の右欄に掲載されています。
最新の記事では22日以降が掲載されていて、殆どすべてが東京五輪の演出に関するものです。22日、23日分は開会式準備段階のものですが、それを含めて紹介します。
開会式を見てのものは24日分で、因みに下記のような具合です。
「ショボい。あまりにもショボい。演出なんて何にもなかった。クリエイティブと呼べる要素なし。ゼロ。何なんだこれ。アイディアなし。企画なし。想像力なし。メッセージなし。カネも全然使ってない。3兆円かけた五輪じゃなかったのか。何に使ったんだ。これがGDP世界第3位の国の五輪開会式なのか。」
「簡素というより手抜きだ。無能と杜撰だ。日本の劣化と衰退と鋭気のなさを印象づけた内容だった。演出にセンスがない。知性と教養がない。テーマがない。あるのは、安倍と菅への媚び売りと電通の中抜きへの貢献だけ。冬の北京がドカンとビシッと来るから、海外の日本人はますます自信喪失になる。」
「日本のクォリティと文化的豊穣性を見せて欲しかった。これが日本だと世界を納得させるプレゼンテーションが欲しかった。‥・・・」
関係者に読ませたいものです。以下に紹介します。
お知らせ
都合により27日は記事の更新が出来ません。ご了承ください。
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世に倦む日々氏の五輪開会式関係のツイート
2021年7月22日~24日(抜粋)
7月22日
東京五輪の演出を、①お笑い ②サブカル ③アニメ ④ゲーム の現代日本文化で染め上げようとしたわけですね。その四つを継ぎ接ぎして訴求する演出を構成しているんだろう。お笑い・サブカルの日本を発信して世界に売り出そうとした。だから、小山田圭吾と小林賢太郎なんだ。無論、電通の仕掛け。
電通というのは、佐々木宏のこと。渡辺直美への侮辱事件で式典統括を離れた後も、隠然と演出チームを仕切っていたわけだ。辞任は形だけ。黒幕。森喜朗と同じ。お笑い・サブカル路線の主導者。でも、電通だけじゃない。文科省と経産省が後押ししている。小山田圭吾は文科省にエンドース(⇒裏書保証)されていた。
「弱い者いじめ」と「格差社会」は密接不可分な関係だ。いじめられる弱者が、それを自己責任として認めさせられるのが格差社会。強者が自由に好き放題に弱者をいじめられる関係性が成立しているのが格差社会。それを正当化する思想がリベラリズム。それを常態形式化する日本の作法が「お笑い」。
7月23日
演出をカットせず予定どおりすると決めたのは、菅義偉とNBCだ。橋本聖子は当初(昨日正午頃)は悩んで揺れていた。演出内容は、安倍・菅五輪の肝そのものだから、菅義偉は断固完全敢行なんですよね。安倍と菅の指示と意向で電通(佐々木宏)が作っている。NBCは視聴率。
一部から批判が上がっていたけど、開会式の演出チーム、男ばかりですよね。大会の理念とされる「多様性と調和」を嘲笑うかのように。23人中22人が男。ブラックジョークというか当てつけというか。でも、偶然ではないと思う。発表を一週間前にしたのも、一つはこの事情だ。
もともと今回の演出は、振付師の MIKIKO や椎名林檎が中心で企画が進んでいるという話だった。大会の理念に即した人選。それが途中で電通=組織委内で揉め事があって変更に。おそらく、森喜朗も絡んでいる。「女を入れると面倒になるから」と排除したのだろう。男組に一元化。
7月24日·
ショボい。あまりにもショボい。演出なんて何にもなかった。クリエイティブ(⇒創造的)と呼べる要素なし。ゼロ。何なんだこれ。アイディアなし。企画なし。想像力なし。メッセージなし。カネも全然使ってない。3兆円かけた五輪じゃなかったのか。何に使ったんだ。これがGDP世界第3位の国の五輪開会式なのか。
簡素というより手抜きだ。無能と杜撰だ。日本の劣化と衰退と鋭気のなさを印象づけた内容だった。演出にセンスがない。知性と教養がない。テーマがない。あるのは、安倍と菅への媚び売りと電通の中抜きへの貢献だけ。冬の北京がドカンとビシッと来るから、海外の日本人はますます自信喪失になる。
日本のクォリティ(⇒質の高さ)と文化的豊穣性を見せて欲しかった。これが日本だと世界を納得させるプレゼンテーションが欲しかった。中国が追いつくのはまだ先だなと、世界に思わせる中身が欲しかった。演出だから、感動と興奮と共感を残さないといけないでしょう。宮崎駿か山田洋次に任せるべきだった
この際はっきり言うけど、頭がいい人間じゃないと演出はできないんですよ。宮崎駿か山田洋次にやらせるべきだった。それと、日本と日本文化に誇りを持っている人間じゃないといけない。昨夜のは、IOCとSDGsにペコペコ媚び売りして、ショボい内容を合格点をもらおうとするものだ。情けない。
あの聖火台は何なんだろう。富士山だという説もあるが。情けなく恥ずかしくなるような作り物。よくあんなみみっちいもの作ったもんだ。あれが日本人が演出した聖火台と開会式のクライマックスシーン。信じられない。プロの仕事じゃない。165億円も金かけて。日置貴之はどう責任とるんだろう。
かっこ悪いと思いませんか。デザインが惨めすぎるし、発想がヒドすぎる。敢えて競技場に聖火台置かなかったんだから、そこはバーチャルに、テンポラリーに、面白いアイディアで仕掛けを組んで、見る者をサプライズさせないといけなかった。それこそ演出家の手腕。そういう工夫って日本人は得意なのに。
悪影響大きいですよ。東京五輪は165億円。北京五輪は110億円。これじゃあ、中国の新幹線が売れますよね。入札競争で負ける。日本はクォリティないのに値段だけ高いんだ、ということになる。中抜きなんですねというイメージになる。そのうち自動車で負ける。家電の二の舞になる。
KIMONOプロジェクト、やればよかった。各国選手団を先導するアテンド役の衣装を着物にするべきだった。残念だ。とんでもない国益損失だ。メダル授賞式のエスコート係の衣装も 浴衣 にするべきだった。外国人が大好きな憧れの日本文化なのに。何であんな不細工なセンスの悪い衣装にしたのか。
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着物だと暑いからだめだという意見がある。でも、入場式の絵を見ると、多くの国の選手団が、この日のために揃えたジャケット姿で行進していた。ラフで涼しい格好の国もあったが、オーソドックスな服装の国も多かった。世界が注目する場だから。夏用の生地で工夫できたはずだ。
64年の東京五輪がかっこいいのは、一つはあのメダル授与式のコンパニオンの着物姿ですよね。どの国も真似できない。日本しかあの絵を作れない。色柄が鮮やかで模様が豊かで、日本髪に簪に草履。華やかな異世界を五輪に持ち込む。日本のソフトパワー。たぶん、世界の人々はそれを期待していたはずだ。
「湯の町湯沢平和の輪」は、2004年6月10日に井上 ひさし氏、梅原 猛氏、大江 健三郎氏ら9人からの「『九条の会』アピール」を受けて組織された、新潟県南魚沼郡湯沢町版の「九条の会」です。