2021年7月25日日曜日

菅首相の五輪強行がトドメ? 衆院選まさかの「自公過半数割れ」

 自民党が都議選後に密かに行った情勢調査では秋の衆院選で70議席減だったということです。それだと自民は206議席となり、公明党が現有維持の29議席なら合計235議席で、自公で過半数233議席僅かに2議席上回るのみです。

 問題は菅首相が目論んだように五輪の開催で内閣支持率が改善するかどうかですが、世論はますます菅政権に冷ややかになるのではないかと日刊ゲンダイは述べています。
 政治評論家の野上忠興氏は、「菅政権に対する世論の反発の大きさに加え、私が注目しているのは、農村部の菅首相離れ。『農家出身なのに我々に冷たい』と不満を抱えている。農家の票は160万票ある。全国で反乱を起こしたらどうなるか」と、農村部の菅首相離れを指摘しています。
 菅首相は竹中平蔵氏などを重用する大企業優先の新自由主義者です。自分を「たたき上げの苦労人」と偽る一方で、庶民には自助を強調して突き放す菅氏の正体を知れば、農村部が離反するのは極めて当然のことです。
 果たして秋にはどんな結果になりますか。
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「自民70議席減」の大惨敗予測
菅首相の五輪強行がトドメか?衆院選まさかの「自公過半数割れ」に現実味
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 米紙ウォールストリート・ジャーナル日本版(21日)のインタビューで、五輪強行について「挑戦するのが政府の役割だ」と語った菅首相。国民の命でバクチをする本性見たりだが、23日開幕を迎え、世論はますます菅政権に冷ややかになるのではないか
 自民党職員として長年、選挙対策に携わった久米晃・元党事務局長が20日、日本記者クラブで講演し、秋に予定される衆院選について「(自民が)30議席程度減らす覚悟で対策をするのが常識だ」と話し、自民党単独で過半数(233議席)を取れるかどうかが勝敗ラインになるとの見方を示した。

「自民70議席減」の大惨敗予測飛び交う
 定数465の衆院で自民の現有議席は276(議長含む)。44議席減らせば単独過半数割れだ。内閣支持率が3割前後と政権発足以来最低を更新している現状では、単独過半数割れはあり得ない話ではないのだが、ここへきて永田町では「70議席減もある」と、驚愕の数字も飛び交い始めた。
与党内で東京都議選後に密かに情勢調査が行われ、自民党は70議席減だったというのです。それだと自民は206議席。公明党が現有維持の29議席なら合計235議席で、自公で過半数をかろうじて上回るという厳しさです」(自民党関係者)
 他にも、「ゴールデンウイーク後の情勢調査では40~50議席減だったが、都議選後には50~60議席減に悪化したらしい」「現職閣僚が落選するという結果が出た」などの噂も出回っている。
 都議選では直前まで「自公で過半数(64議席)は堅い」とされていたのに、フタを開けてみれば自民33、公明23の合計56議席で、過半数には遠く及ばなかった。衆院選だって同じことが起こり得る。公明が現有議席を維持できるかも不透明だ。
 政治評論家の野上忠興氏がこう言う。
「自民党の大惨敗予測については、同党の重鎮も『裏付け材料を持っているわけではないが、自民単独どころか、自公で過半数割れもあり得る』と言っています。菅政権に対する世論の反発の大きさに加え、私が注目しているのは、農村部の菅首相離れ。『農家出身なのに我々に冷たい』と不満を抱えている。農家の票は160万票ある。全国で反乱を起こしたらどうなるか」
 菅政権に鉄槌を下したい国民は山ほどいる。