安倍前首相が発売中の月刊誌「Hanada」で、東京オリ・パラについて「歴史認識などで一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対している」として、共産党や朝日新聞を例に挙げていることを3日、毎日新聞が報じました。
それで大いに反響を呼んでいますが、この件についてはLITERAは6月30日付で取り上げています。↓
(LITERA 6月30日)安倍晋三が櫻井よしことの対談で「反日的な人たちがオリンピック開催に反対」と暴言! 4年前の「こんな人たち」発言の再現
まるこ姫は「そうすると国民の7割以上が反日的ということになる」と述べています。至言です。
日刊ゲンダイ、まるこ姫の独り言、それでもバカとは戦え(適菜 収氏)の三つの記事を紹介します。
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安倍前首相「五輪に反対する人は反日的」またまたトンデモ主張
日刊ゲンダイ 2021/07/03
4日投開票の都議選に向け、応援演説に駆け回った安倍前首相。東京では新型コロナウイルスの感染が再拡大しつつあり、五輪開催に不安を抱く有権者も多い中、前回1964年の東京五輪に触れて、「あの時の感動、日本選手の活躍、試合を通して未来に見た夢や希望、勇気……」などと情緒的なフレーズを繰り返す場面もあった。
発売中の「月刊Hanada」(8月号)でも、桜井よしこ氏との対談で五輪について語っているのだが、開催の意義について、安倍氏はこう説明する。
<「共有する」、つまり国民が同じ想い出を作ることはとても大切なんです。同じ感動をしたり、同じ体験をしていることは、自分たちがアイデンティティに向き合ったり、日本人としての誇りを形成していくうえでも欠かすことのできない大変重要な要素です>
<感動を共有することは、日本人同士の絆を確かめ合うことになる>
日本人のアイデンティティーとか、誇りを形成とか、国粋主義的な話ばかり。安倍氏自身が招致時に「復興五輪」と訴えていたのは、やはり口からでまかせだったということか。
しかも、コロナ禍での五輪開催に反対する声があることについては、こんな暴論だ。
<極めて政治的な意図を感じざるを得ませんね。彼らは、日本でオリンピックが成功することに不快感を持っているのではないか。共産党に代表されるように、歴史認識などにおいても一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対しています>
今夏の開催に反対する声が根強いのは、現状で強行すればコロナ感染再拡大や医療崩壊のリスクがあるからだ。決してイデオロギー的な対立ではない。安倍氏は、世論調査で中止や延期を求める6~7割の人も反日的だというのか。懸念を宮内庁長官が代弁した天皇も反日的か。
だいたい、開催直前になっても観客の有無さえ決まらず混乱しているのは安倍氏のエゴのせいなのだ。昨年、「2年延期」が主流だった関係者の声を振り切って1年延期に決めたのが安倍氏だ。自分の首相在任中に開催したかったのだろう。
安倍氏は4年前の都議選でも演説中に「辞めろコール」にブチ切れ、「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」と叫んでいたが、当時から何ひとつ変わっていない。自分と異なる意見を敵視して「反日」と決めつけるネトウヨ思考。こんな幼稚な男が今もデカい顔をしているのだから、自民党も支持者もどうかしている。
安倍「反日的な人が五輪開催に強く反対」その論だと7割以上が反日に
まるこ姫の独り言 2021.07.03
安倍の妄想が過ぎる。
安倍がお友達(ネトウヨの巣窟)の月刊誌である事無い事、妄想を披露した。
聞き手が何と言ってもあの界隈で有名な櫻井よしこだけに、口が止まらなくなったのだろうが。
安倍前首相「反日的な人が五輪開催に強く反対」 月刊誌の対談に |
ここまで精神論全開の前総理の発言は。。。
ネトウヨが崇めるわけだ。。
安倍は、五輪に反対の人は反日だと言い募っているが、一時は国民の7割以上が中止もしくは延期と多くの調査結果が示しているように、多くの国民は今の状態の五輪開催に危惧していた。
という事は、7割8割の国民を反日だと言っているも同然の発言で、多くの国民は、安倍に取ったら反日認定と言う事か。
自民党や安倍を支持している人も、このコロナ禍での五輪に反対をすると「反日」扱いされそうだ。
しかし普通の常識を持って五輪開催を危惧している方が、非常識な人間に「反日」と呼ばれて排除される日が来るとは。
この人は目先の、敵・味方しか頭にないのでは?
自分の考えに批判的な人は自民党支持者であろうと敵に認定。
エライ視野の狭い事だ
しかし、総理だった人がネトウヨが好んで使う「反日」という言葉を堂々と使うとは。
総理時代から、この人はネトウヨ脳だっただけに仕方がないか。
これだけ世界的規模でコロナの感染拡大が認められるのに、日本だけは何ごともなかったかのように、「絆と感動」だけで五輪を開催する気持ちになれるというのも不思議な気がする
国民の命と健康を天秤に掛けてまで五輪を開催する意義がどこにあるのだろう。
国民に対して「反日的な人が五輪開催を反対している」野党に対して「彼らは、日本でオリンピックが成功することに不快感を持っているのではないか」よくここまでブラックな心を見せられるものだ。
根性がねじ曲がっているのではないか?
知性や教養や常識・良識、公平公正な心など、総理としての資質をまったくもっていなかった安倍。
これで8年弱も総理をしていたというのだから社会が壊れるのは当然だ。
国民の命や健康より、五輪を開催して名を上げたい、その気持ちしかないアベスガには心底絶望する。
「コロナ禍で五輪を開く意義があるのかどうか」「絆、感動で問題を片付けていいのか」総理経験者がどうしてそこについて考えられないのだろう。
それでもバカとは戦え
「政界のへずまりゅう」安倍晋三の“大ブーメラン発言ベスト4”を振り返る
日刊ゲンダイ 2021/07/03
先日、有名ユーチューバー31人が緊急事態宣言下にもかかわらず深夜までドンチャン騒ぎをして社会問題になっていた。面白かったのは迷惑系ユーチューバーのへずまりゅうが「なぜこいつらは人に迷惑を掛けるのでしょうか? またYouTuberのイメージが下がりました。緊急事態宣言の意味を知らないのか? ノーマスクで街を歩む大勢で会食する。コロナを軽視し過ぎだと思いませんか?」と苦言を呈していたこと。これは別のユーチューバーがへずまりゅうのメールを紹介したものだが、まさに大ブーメラン。典型的な「おまえが言うな」である。
へずまりゅうは昨年5月、大阪市内のアパレル店で購入したTシャツが偽物だと経営者に罵声を浴びせて返品を迫り、威力業務妨害罪と信用毀損罪で逮捕。さらに同月、愛知県岡崎市のスーパーで会計前の魚の切り身を食べて窃盗罪にも問われている。
自分は追及される対象なのになぜか居丈高になる人々がいるが、「政界のへずまりゅう」こと、迷惑系政治家の安倍晋三のブーメラン発言もたびたびお茶の間に苦い笑いを届けてきた。ベスト4を振り返ってみる。
【第4位】広島の巨大買収事件で河井克行夫婦が逮捕される直前、「国会議員として、さまざまな疑いについては国民に説明を果たす責任を負っている」。森友事件、「桜を見る会」事件などさまざまな疑惑から逃亡し、しかも買収が「安倍案件」であることが疑われる中でのこの発言。誰もが深いため息をついた。
【第3位】朝日新聞の報道について「なかなか、捏造体質は変わらないようだ」。説教強盗とはこのことか。安倍は「採択されている多くの教科書で自衛隊が違憲であるという記述がある」といった捏造を繰り返してきたデマゴーグである。
【第2位】「人を指さすのはやめた方がいいですよ、これは人としての初歩ですから」。国会では野党議員を指さしニュース番組では岸井成格を至近距離から指さしていた。
【第1位】「一部の人だけに富が集まる、あるいは無法者が得をする状態をつくってはなりません」。「一部の人だけに富が集まる、あるいは無法者が得をする状態」をつくったのが安倍政権だった。
へずまりゅうは初公判で号泣したそうだが、安倍が自分の行いを反省する日は来るのか。
適菜収 作家
近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書
40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は
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