2020年8月13日木曜日

安倍首相のコロナ対応 日米欧6カ国で「最低」 国際世論調査

 米独のPR戦略会社が71015日に、日本、米国、英国、ドイツ、スウェーデン、フランスで各国1000人ずつ、計6000人を対象に行った世論調査で、安倍首相は最低の評価でした。
 アメリカのトランプよりも下というのが少し気になりますが、よく考えてみれば妥当です。
 因みに最高はドイツのメルケル首相で、安倍首相とのポイント差は76ポイントでした(ポイントの定義は記事を参照)。

 併せて東京新聞の記事「沖縄、重症病床の8割埋まる 酸素吸入が必要な患者は62人」を紹介します。
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安倍首相のコロナ対応、日米欧6カ国で「最低」 国際世論調査、
   経済支援策に不満大きく
東京新聞 2020年8月13日
 新型コロナウイルスに関する日米欧6カ国の国際世論調査で、自国のリーダーがコロナ危機へ適切に対応できているかを聞いたところ、日本は新型コロナ感染症の死者数が米欧に比べ少ないにもかかわらず、安倍晋三首相の国民からの評価が6カ国で最も低かった。一方で経済的な不安を感じている人の割合は、日本が最も高かった。(村上一樹)

 調査は、米独のPR戦略会社「ケクストCNC」が7月10~15日に、日本、米国、英国、ドイツ、スウェーデン、フランスで1000人ずつ、計6000人を対象に行った。
 自国リーダーのコロナ危機対応の質問では、「うまく対応できている」と答えた人の割合から「対応できていない」と答えた人の割合を引いて数値化した。安倍首相はマイナス34ポイントだった。次に低かったのはトランプ米大統領でマイナス21ポイント。6カ国で唯一、肯定的な評価を受けたドイツのメルケル首相はプラス42ポイントだった。

 政府の経済支援策への評価では「企業が必要とするビジネス支援を提供できている」と回答した人の割合が、日本の23%に対し、他の5カ国は38~57%。リーダーだけでなく政府全体に対しても、日本は評価が最も厳しかった。
 日本は、経済的不安に関する質問で「失業するのではないかと懸念している」との回答が38%、「勤務している会社が倒産しないか心配」との回答が36%に上り、ともに6カ国の中で最も高かった
 日本の調査結果について、ケクストCNCのヨッヘン・レゲヴィー日本最高責任者は「政府のビジネス支援策に対する非常に強い不満が、安倍首相への否定的な評価につながった一因ではないか」と分析している。


沖縄、重症病床の8割埋まる 酸素吸入が必要な患者は62人
沖縄タイムス 2020年8月12日
 沖縄県は11日、新たに10歳未満から80代の男女64人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。浦添市内の小学校では同日までに教員と児童ら9人の感染を確認。県は、県内小学校で初めてクラスター(感染者集団)が起きたことを認めた。県内のクラスター発生は10カ所目。

 県によると、10日に死亡し年齢確認中だった患者1人は、クラスターが発生している那覇市安謝の日赤安謝福祉複合施設の特別養護老人ホームに入所する90歳以上の女性=那覇市=だった。同施設は、11日までに入所者と施設職員ら8人の感染が確認されている。
 11日時点で重症患者は計12人で、県内の重症病床15床の8割が埋まった。酸素吸入が必要な中等症患者は62人。入院・療養先が決まらず自宅待機する入院調整中は301人に上る。糸数公保健衛生統括監は「県内で毎日100人の患者が発生するシナリオで準備を進める」と述べた。

 県内の7月以降の感染者は計1100人となり、2~4月の142人の7倍を超えた。直近1週間(4~10日)の10万人当たりの新規感染者は42・90人で、11日連続で沖縄が最多となっている。2位の東京都16・81人を2倍以上引き離した

 県は、9日に確認された感染者数に重複があったとして先に発表した159人を158人に修正。県内の累計感染者は計1242人となった。

■米軍2人確認
 在沖米軍基地では、新たに嘉手納基地で1人、キャンプ・コートニーで1人の計2人の感染が確認され、累計感染者は317人となった。